*表紙写真撮影・宮島径
デザイン・山口純寛
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*389頁 / 発行 1992年
*カバー文
企業は「環境の変化に適応して自己変革するシステム」といえる。日本海軍もまたそのひとつであったはずなのに、その指揮官たちはついに自己変革できないままに終り、帝国海軍は崩壊した。海軍大学校のエリート教育が生んだ十人の代表的参謀を俎上にのせ、彼らの失敗を今日的視点で検証して明らかにする「幹部の条件」。
*目次
第一章 海軍参謀とは
一 戦いは人なり
二 海軍参謀はカゲの人
三 参謀はどう作られたか
(一) 教育 / (二) 兵術思想 / (三) 「海戦要務令」 / (四) 人事
四 参謀の職務と実務
第二章 海軍参謀像
一 黒島亀人 / 二 宇垣纒 / 三 福留繁 / 四 富岡定俊 / 五 神重徳 /
六 草鹿龍之介 / 七 源田実 / 八 石川信吾 / 九 沢本頼雄と井上成美
終章 失敗の教訓
一 失敗の教訓
(一) やはり現実的なポリシーが必要だった / (二) やはりマニュアルが必要だった
/ (三) 歴史の読み方がたりなかった / (四) 人事と教育を二重構造にした
二 陸軍参謀と海軍参謀
(一) 体質の違い / (二) 参謀の性格の違い
あとがき
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