*カバーデザイン・菊地信義
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*232頁 / 発行 2010年
*カバー文
性を通して人間の本質を追求し、文壇の第一線を歩み続けた作家・吉行淳之介。ダンディズムの奥底にあるしたたかな色気と知られざる魅力。病気、世間、文壇、スキャンダルの大津波の中を切り抜けた、妖しくも怪しい文士の姿とは? その作品と人物像の行間を炙り出す渾身の書き下ろし、待望の文庫化!
*目次
第一章 吉行淳之介とは何者?
第二章 やわらかい約束
第三章 病いと健啖
第四章 生い立ちと青春
第五章 戦中と戦後
第六章 作家への助走
第七章 第三の新人
第八章 半達人
第九章 闇のなかの祝祭
第十章 「暗室」前後
第十一章 「夕暮まで」の完結
第十二章 幕引きの余韻
あとがき
解説 藤田宜永
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