絶版文庫書誌集成

文春文庫
【す】


杉本 章子 (すぎもとあきこ)
「爆弾可楽」 
(ばくだんからく)


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*263頁 / 発行 1993年
*カバー・蓬田やすひろ

*カバー文
旗本の家に生まれ、落語家になったが、江戸市中に爆弾を仕掛けたことから捕えられ獄死した三笑亭可楽。徳川御家人で彰義隊に参加したあと、判事補になりながら、落語家になった三遊亭遊三。幕末から維新にかけて、“時代”の波に翻弄されながら生きた風変りな異色落語家の生涯を描く著者会心の中篇集。

*目次
爆弾可楽
ふらふら遊三
 解説 吉田伸之


スー シェパード著・赤根 洋子訳 (Sue Shephard・あかねようこ)
「保存食品開発物語」
(ほぞんしょくひんかいはつものがたり)


*装画・河田ヒロ
 デザイン・斎藤深雪
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*493頁 / 発行 2001年

*カバー文
現在、保存食品といえば「非常食」といったイメージが強い。しかし、ふだん私たちが口にしているチーズやソーセージ、缶詰などももともとは伝統的な保存食品だった。それらは先駆者たちの苦闘により開発され、人類の発展に寄与してきた。食糧の保存と貯蔵こそ文明の源だった。先史時代から現代まで、保存食品開発の歴史を追う。

*目次
謝辞 / はじめに
序章 賞味期間
第1章 乾燥
第2章 塩
第3章 酢漬け
第4章 燻製
第5章 発酵
第6章 乳製品
第7章 砂糖
第8章 濃縮
第9章 パイ、ポット、ボトル
第10章 船上の食事
第11章 料理人から化学者へ
第12章 缶詰
第13章 大旅行次代
第14章 冷蔵と冷凍
第15章 脱水法と未来の食品保存法
第16章 飽食か飢餓か
 訳者あとがき