絶版文庫書誌集成



Japanese Paperback archives


このサイトについて

安価で軽便な本として文庫本は数多く出版されてきました。
安価軽便であるがゆえに、その消長は激しいものです。
出版不況、活字離れ、電子書籍化などの中で、さらに文庫本の消長は激しくなって行くのかもしれません。
かつて、私たちを愉しませてくれた文庫本が消え去ってゆくことに寂しさをおぼえます。
絶版となった多くの文庫本たちを何らかの形で遺しておきたいと、このサイトを作ることにしました。
目標として1960年代から1980年代を中心とした絶版文庫8000点の収録を考えておりますが、仕事の合間での、入力作業ですのでなかなかに収録点数が増えません。
ぼちぼちとやってゆきますので、どうか、ゆるい目で見守って頂ければ幸いです。


 *2015年3月に、OCN・Page onよりさくらインターネットに移転しました。
 *2023年12月21日、sslの設定を致しました。


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2025年 8月 17日
 

野原 一夫 (のはらかずお)
「人間 檀一雄」
(にんげんだんかずお)
ちくま文庫


*カバー写真・小川卓
 (サンタ・クルス海岸の檀一雄)
(画像はクリックで拡大します)

*480頁 / 発行 1992年

*カバー文
檀一雄の一生は放浪つづきであった。国内はもとより、中国に、ポルトガルに、と、つねに新しい境涯を求めていたのだ。この特異な作家の真実を長年身近に接した著者がとき明かす。太宰治との親交、坂口安吾との誠実なかかわりそして名作『火宅の人』の背景となっている愛情問題、家族への愛、友人たちとのつき合いなどを通し、一見「無頼派」風に見られる檀一雄の、人間と文学に対する折目正しい姿がうかび上がる。

*目次
一 太宰治との異様な交遊
二 軍隊への脱出
三 幼少の日の光と影
四 異郷放浪
五 戦後の苦闘
六 坂口安吾への敬愛
七 『火宅の人』の背景
八 津軽
九 檀流クッキング
十 サンタ・クルス浜
十一 親が有っても子は育つ
十二 永眠
 あとがき / 文庫版あとがき / 解説 小島千加子


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(2012 06)