絶版文庫書誌集成
福武文庫 【あ行】
【あ】
【い】
井伏 鱒二 (いぶせますじ)
「文士の風貌」 (ぶんしのふうぼう)
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*301頁
*発行 1993年
*カバー装画・生井巖
*カバー文
太宰治、小林秀雄、志賀直哉、尾崎一雄、永井龍男、大岡昇平、三島由紀夫をはじめ、56人の文士たちの人物と作品への鋭い観察と批評が、哀切で軽妙な筆遣いにあふれる珠玉の随筆集。
*解説頁・松本武夫
今江 祥智 (いまえよしとも)
「さよなら、ピーター・パン ― 子どもの国からの挨拶、また」
色川 武大 (いろかわたけひろ)
「狂人日記」 (きょうじんにっき)
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*283頁
*発行 1993年
*カバー画・有馬忠士
*カバー文
狂人と健常者の狭間に身を置き、他者を求めながらも得られずに自ら死を選ぶ男の狂気を内側から描いて、現代人の意識に通底する絶対的な孤絶を表出し、読売文学賞を受賞した著者の最初で最後の純文学長篇小説。
*解説頁・森内敏雄
色川 武大 (いろかわたけひろ)
「虫喰仙次」 (むしくいせんじ)
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*231頁
*発行 1989年
*カバー画・菅木志雄
*カバー文
人生というばくちに敗れ、はずれ者として死んでゆく男虫喰仙次に対する深い親愛と共感を綴る表題作ほか、入学試験に失敗し挫折してゆく叔父〈御年さん〉や元海軍司令の父に寄せる想いを描く作品など7篇を収録。
*目次
遠景 / 復活 / 観音 / 雀 / 陽は西へ / 虫喰仙次 / 走る少年 / 解説 岡田睦
巖谷 大四 (いわやだいし)
「本のひとこと」 (ほんのひとこと)
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*218頁
*発行 1986年
*カバー画・巌谷純介
*カバー文
「書物とは、すべて人間の思想が凍ったものだ。そして真の読書とは、私たちが各々の「胸中の温気」でこの氷を溶かすことだ」 ― 人生と書物を愛する博覧強記の読書家である著者が、古今東西の名著から「人生のことば」を抜粋し、行間から匂いたつ生の機微を低声で語りかける滋味あふれる随想集。
*解説頁・戸板康二
【う】
ポール ヴァレリー著・粟津 則雄訳 (PaulValery・あわずのりお)
「テスト氏」 (Monsieur Teste)
ウィンターフェルト,ヘンリー著 関 楠生訳 (Winterfeld,Henry せきくすお)
「カイウスはばかだ」 (Caius ein Dummkopf)
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*266頁
*発行 1990年
*カバー文
舞台は古代ローマの小さな学校。「カイウスはばがだ」と書字板に書かれた落書きが、思いもよらぬ事件を巻きおこし、生徒たちは探偵団をつくって、これに挑みます。 ―― いつの時代も変わらない子どもたちの姿を楽しく、愉快に描いたドイツ児童文学の名作。
内田 百 (うちだひゃっけん)
「青葉しげれる」 (あおばしげれる)
内田 百 (うちだひゃっけん)
「贋作吾輩は猫である」 (がんさくわがはいはねこである)
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*271頁
*発行 1992年
*カバー装丁・田村義也
*カバー文
夏目漱石の『吾輩は猫である』の主人公吾輩が、ビールを飲んでカメの中に落ちて、ナムアミダブツを唱えたけれど、酔いが醒めればカメの縁から這い上がってくる。独語教師・五沙弥入道宅に移して「猫」が見る人間模様を描く百阡ナ『吾輩は猫である』。
*解説頁・柘植光彦
内田 百 (うちだひゃっけん)
「新・大貧帳」 (しんだいひんちょう)
内田 百閨@(うちだひゃっけん)
「新編 ノラや」 (しんぺんのらや)
内田 百 (うちだひゃっけん)
「第一阿房列車」 (だいいちあぼうれっしゃ)
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*275頁
*発行 1991年
*カバー装丁・田村義也
*カバー文
「阿房(あぼう)と云うのは、人の思わくに調子を合わせてそういうだけの話で、自分で勿論阿房などと考えてはいない……なんにも用事がないけれど、汽車に乗って……」抱腹絶倒の紀行文学の傑作。
*解説頁・池内紀
内田 百 (うちだひゃっけん)
「第二阿房列車」 (だいいちあぼうれっしゃ)
内田 百 (うちだひゃっけん)
「出船の記」 (でふねのき)
内田 百 (うちだひゃっけん)
「百鬼園先生言行録」 (ひゃっきえんせんせいげんこうろく)
内田 百 (うちだひゃっけん)
「まあだかい」
【え】
【お】
小澤 善雄 (おざわよしお)
「評伝 国吉康雄 ― 幻夢と彩感」 (ひょうでんくによしやすお)