*カバーデザイン・岩瀬聡
カバー写真・PPS通信社
カバーフォーマット・佐々木暁
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*456頁 / 発行 2013年
*カバー文
もはやハプスブルク家の光も消えかけようとした一九世紀後半、「一致団結して」をスローガンに、ひとりの皇帝が現れた。その後、六八年の長きに渡って帝位を守り続け、王家の復活を夢見続けたその男、フランツ・ヨーゼフ―しかし、運命の輪は彼を翻弄し、次々と悲劇に襲われる。帝都ウィーンの光と影とともに、ハプスブルク家の落日を描いた本邦初の傑作評伝。
*目次
序章
第一部 ―― 若き皇帝
第一章 三月革命
第二章 絶対主義への回帰
第三章 バイエルン公女との結婚
第四章 クリミア戦争
第五章 ソルフェリーノ
第六章 マクシミリアン大公とメキシコ帝冠
第七章 ケーニヒグレーツへの道
第八章 ケーニヒグレーツの戦い
第二部 ―― オーストリア=ハンガリー帝国
第一章 「アウスグライヒ(和協)」の成立
第二章 アウスグライヒ以後
第三章 普仏戦争のかたわらで
第四章 ウィーン万国博覧会
第五章 アドリア海への旅
第六章 ベルリン会議(一八七八年)
第七章 銀婚式
第八章 ターフェ内閣
第九章 ターフェの言語令
第三部 ―― ふたつの訃報
第一章 ドイツ、イタリアとの三国同盟
第二章 三帝会議(一八八四‐八五年)
第三章 カタリーナ・シュラット
第四章 マイヤーリング
第五章 マリー・ヴァレリーの結婚
第六章 皇帝と孫
第七章 バデーニの言語令
第八章 ジュネーブ湖畔の凶事
第四部 ―― 晩年のフランツ・ヨーゼフ
第一章 フランツ・フェルディナントの結婚問題
第二章 帝都ウィーンの繁栄
第三章 普通選挙法
第四章 ボスニア・ヘルツェゴヴィナの併合
第五章 カール大公とツィタ・フォン・ブルボン=パルマの結婚
第六章 サライェボの銃声 / 第七章 王朝の落日 / エピローグ
あとがき
解説 フランツ・ヨーゼフ ―― 旧き良き
ハプスブルク帝国の表徽 山之内克子
フランツ・ヨーゼフ年譜 / 主要参考文献 / 人名索引
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