*カバーデザイン・鈴木成一
カバーフォーマット・佐々木暁
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*320頁 / 発行 2006年
*カバー文
ピブロフィリア(書物狂い)の青年期に歌人としてスタートし、古今東西の本に精通した著者が、言葉と思想の再生のためにあえて時代と自己に向けて放った鮮烈なアジテーション。“青少年のための家出入門”などの実用的エッセイから、美空ひばり論、渥美清論などの鋭利な人物評まで寺山修司の広範な視点がわかる名著。
*目次
青少年のための家出入門
巻頭論文 ―― 青少年のための家出入門 / 自由だ、助けてくれ / 誰が力石を殺したか
/ サザエさんの性生活 / 母恋春歌調 / ひらかな仁義
痩せた日本人のための書
現代悪人論 / 口から出まかせの恋愛論 / アソビ学入門 / モダンジャズ入門
/ 壮大な〈性〉の音楽を / ほんとの教育者
現代絵師論
佐伯俊男論 ―― 春画地獄 / 横尾忠則論 ―― ぼくは友人横尾忠則について話したい
/ 林静一 ―― 毒絵具の妖怪画報、花ほととぎすのみだら絵
三文エロイカ
喜劇俳優 ―― 渥美清 / プロレスラー ―― ジャイアント・馬場 / 流行歌手
―― 美空ひばり / 競輪選手 ―― 高原永伍 / 美人スター ―― 山本富士子 /
プロボクサー ―― 藤猛 / 漫画家 ―― 富永一朗
グループ探訪
わだつみ会 / 漫画家集団「ガロ」 / 言友会 / 笹崎ボクシング・ジム ―― 泣くな妹よ
あとがき ―― 抜けぬ言葉への執着
解説 ―― この書を持ちて、その町を捨てよ 橋本治
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