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*T 229頁 / U 235頁 / V 220頁 / W 281頁 / X 297頁
*発行 1984年
*カバーデザイン・井上亜樹
*カバー文
辻邦生の最初のパリ滞在は、一九五七年十月から一九六一年二月までで、その前後にフランス船による一ヶ月の航海をともなっている。『パリの手記』はこの全時期に書かれた日記である。
ピアニストが絶えずピアノをひくように「絶えず書く」ことを自らに課しながら、小説の可能性を求めて綴ったこの手記は作家・辻邦生が誕生するための、苦闘と歓喜の記録である。
*目録文
海そして変容 ── パリの手記T
三年間のヨーロッパ留学中に書き留められた青春の記。辻文学のエッセンス。1957年9月〜58年5月
城そして象徴 ── パリの手記U
三年間のヨーロッパ留学中に書き留められた青春の記。辻文学のエッセンス。1958年5月〜59年1月
街そして形象 ── パリの手記V
三年間のヨーロッパ留学中に書き留められた青春の手記。辻文学のエッセンス。1959年1月〜8月
岬そして啓示 ── パリの手記W
三年間のヨーロッパ留学中に書き留められた青春の手記。辻文学のエッセンス。1959年8月〜60年8月
空そして永遠 ── パリの手記X
神々の死の後に小説は如何にして可能か? 作家辻邦生の誕生を記す苦闘と歓喜のパリの手記・最終巻
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