
*カバーデザイン・岩瀬聡
カバー装画・(C)Stephanie Dalton Cowan/Photodisc/Gatty images
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*234頁 / 発行 2014年
*カバー文
日本の信仰は、古代より太陽の運行にもとづき、神の去来を東西軸上に想定していた。だが白鳳期になり、星の信仰である中国の陰陽五行が渡来すると、神への信仰は、南北軸にとって変わられる。“隠された神々”の秘密を探りながら、日本宗教の大きな変化に迫る、吉野民俗学の代表作。
*目次
はじめに
第一章 日本古代の神々
1 神々をとらえる日本的発想 / 2 古代日本人が描く世界像 / 3 陰陽五行を受け入れたとき
第二章 大君は神にしませば ── 白鳳期の呪術
1 近江遷都の謎 / 2 改葬された天武天皇陵 / 3 高松塚の被葬者はだれか
第三章 伊勢に隠された神々 ── 伊勢神宮の謎
1 天照大神のかげにひそむ「太一」神 / 2 伊勢神宮をつらぬく陰陽五行 / 3 北斗七星と伊勢の祭り
/ 4 太玉串行事の背後にあるもの / 5 「西北」という聖なる方位
第四章 大嘗祭でまつられる神
1 「御禊」は何を象徴するか / 2 陰陽五行を隠した天皇の即位式
おわりに
『隠された神々』復刊に際して 人文書院版前書き
解説 吉野裕子先生のアニミズム 安田喜憲
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