*カバーデザイン・大野リサ
カバー装画・さやか
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*237頁 / 発行 2010年
*カバー文
幼い頃、教会の日曜学校で仲良くなったみつると栄ちゃん。女学校に進学したみつると対照的に、父の病気のせいで芸者になった栄ちゃんを襲う悲しい運命……(『天国と舞妓』)。貧富の差など社会の流れの中で引き裂かれゆく少女たちを描く、「少女の友」黄金期に『花物語』の続編として連載された少女小説の傑作集。
*目次
忘れぬ眉目
早春の天守閣 / 松井さん / その秋のころ / わかれ
天国と舞妓
ヘ会 / 舞扇 / お小姓姿 / 天国
姉の幻影
おんぶ / 姉妹の秘密 / そのおもかげ /
素直な心のひと
地主の娘 / たんぽぽ / わかれ / 小さき貴婦人 / 神の鞭
田舍の親類
小豆一升さん / 石楠木 / 優しい人
小さい父さん
生きた記念品 / 小さき暴君 / 悲しき金魚鉢 / 金魚屋の店 / いい兄さん
考へる子
ハイキングの前夜 / その途上 / 竜胆の花 / 乗合自動車 / ちいチャン / 一つの光景 / 考える子
たまの話
初奉公 / 忠実なお守 / 小さき女王様 / 秋雨の降る日 / こぼれた花 / 彼女の運命
人形の家
外国少女の小説 / 小さきランプ
女の子
ずる休み / さびしき天地
解説 近代ナリコ
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