
*カバー図版・ガンの祭壇画(部分。ファン・アイク兄弟作、シント・バーフ・カテドラル蔵。PPS通信社提供)
カバーデザイン・蟹江征治
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*376頁 / 発行 2007年
*カバー文
十五世紀ネーデルラントはホイジンガによって「中世の秋」と名づけられた一個の生活空間であった。ブリュージュ、ガン、アントウエルペンなどの都市が生み出す活気溢れる文化。ファン・アイク兄弟、メムリンク、ボッスなどのきらびやかな才能が描き出す世界とは? キリスト教のテーマに世俗的な要素を盛り込んだ「北方ルネサンス」の絵画を読む。
*目次
はじめに / 凡例
T ファン・アイク兄弟 ── 万聖節の宵宮
U ヤン・ファン・アイク ── 空間の呪縛
V ペトルス・クリストゥス ── 小さな和みの空間
W ロヒール・ファン・デル・ウァイデン ── 力を帯びた場
X フーホ・ファン・デル・フース ── 色蒼ざめた沈んだ空間
Y ハンス・メムリンク ── 均斉と不動
Z ディーリク・ボウツ ── 風景のなかの衣裳
[ ヘールトヘン・トート・シント・ヤンス ── 塑像のある風景
\ ヘラルト・ダフィット ── 硬直と暖解
] クェンティン・マッシース ── 永遠の再-演者
]T ヒエロニムス・ボッス ── 日常の裏側
]U 絵の空間
あとがき / 学術文庫版あとがき
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