絶版文庫書誌集成
講談社文庫 【に】
新美 南吉 (にいみなんきち)
「童話集 花のき村と盗人たち ごんごろ鐘 ほか九編」 (はなのきむらとぬすびとたち・ごんごろかね)
西尾 道子 (にしおみちこ)
「新約聖書の英語 現代英語を読む手引き」 (しんやくせいしょのえいご)
講談社学術文庫
西沢 爽 (にしざわそう)
「雑学 東京行進曲」 (ざつがくとうきょうこうしんきょく)
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*417頁
*発行 1984年
*カバー装画・川田幹
*カバー文
夜は歌につれないが、歌は世につれる。はやる歌謡曲は大衆の本音を映し出す。エロ・グロ・ナンセンスの昭和初頭。その余りに今に似た世相風俗を、東京行進曲などの大ヒット曲を手がかりに生きいきと再現する。歌謡曲・作詞界の大御所、“雑学”の大家が、尨大な資料の山に分け入ってものしたおもしろい警世の書。
西田 豊穂 (にしだとよほ)
「カラー版 蝶の切手」 (ちょうのきって)
西野 辰吉 (にしのたつきち)
「秩父困民党」 (ちちぶこんみんとう)
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*287頁
*発行 昭和47年
*カバー文
明治17年秋、秩父全域の農民たちは困民党を結成し蜂起した。いわゆる秩父騒動は、軍隊の出動によって鎮圧された。彼らの要求は何故いれられなかったのか。日本における民主革命挫折の一因を、鋭く描き出す。毎日出版文化賞受賞作品。
*解説頁 小田切進
西村 雄一郎 (にしむらゆういちろう)
「殉愛 原節子と小津安二郎」 (じゅんあい)
西脇 順三郎 (にしわきじゅんざぶろ)
「野原をゆく」 (のはらをゆく)
講談社文芸文庫 ― 現代日本のエッセイ
新田 次郎 (にったじろう)
「風の遺産」 (かぜのいさん)
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*270頁
*発行1981年
*カバー文
偶然がもたらした伊村と蓉子との邂逅。2人は共通の趣味、登山を通して深く関わりあっていた。乾徳山、鷹取山、丹沢……。しかし、悲劇の芽は初めから育っていた。蓉子は人妻なのだ。冬の谷川岳に挑んだ2人は、猛吹雪で7日間閉じ込められてしまう。生還を期する彼らを待ちうけるものは……。異色山岳小説。
*解説頁・尾崎秀樹
新田 次郎 (にったじろう)
「風の中の瞳」 (かぜのなかのひとみ)
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*227頁
*発行 昭和51年
*カバー文
中学校は高校の予備校か!――現代中学生にも共通する進学・恋愛・友情の悩み、喜び……。東京郊外の、まだ武蔵野のおもかげを残す飛塚中学の生徒たちと新任の先生との一年間の物語。新制中学三年生が直面した問題を作者が作者自身の子供という身近な題材をえて鋭く描いた感動の名品。
*解説頁・大河内昭爾
新田 次郎 (にったじろう)
「笛師」 (ふえし)
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*206頁
*発行 昭和50年
*カバー文
厳しい世襲の笛師の世界 ― 飛田家の後継者清浩は伝統のかたちを解せず、サラリーマンになった。チロルの高峰グロース・ベネディガーに遊び、霧にまかれて遭難した清浩は、父の作った竜笛を吹き始める……。幕末から現在までという激動する社会に、伝統を追求し続けた人々と、その変転を描きあげた長編。
*解説頁・巌谷大四
*年譜付
新田 次郎 (にったじろう)
「密航船水安丸」 (みっこうせんすいあんまる)
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*420頁
*発行 1982年
*カバー文
無償の情熱に生きた開拓者アメリカ及甚〈おいじん〉の劇的生涯。待つのは栄光か悲惨か? 明治39年、及川甚三郎が率いる82人の密航者は、宮城県の荻浜港から帆船で新天地カナダへ向った……。日本人の理想郷をつくるため、あらゆる困難を乗りこえ、勇気と行動力とでその夢の実現に生涯を賭けた男及甚を描く長編力作。
新田 次郎 (にったじろう)
「鷲ケ峰物語」 (わしがみねものがたり)
日本推理作家協会編 (にほんすいりさっかきょうかい)
「中島河太郎 探偵小説辞典 江戸川乱歩賞全集(1)」 (なかじまかわたろう たんていしょうせつじてん)
丹羽 文雄 (にわふみお)
「鮎・母の日・妻 丹羽文雄短篇集」 (あゆ・ははのひ・つま)
講談社文芸文庫