絶版文庫書誌集成
大衆文学館 文庫コレクション(講談社) 【や】
山田 風太郎 (やまだふうたろう)
「棺の中の悦楽」 (ひつぎのなかのえつらく)
山田 風太郎 (やまだふうたろう)
「奇想小説集」 (きそうしょうせつしゅう)
山田風太郎 (やまだふうたろう)
「奇想ミステリ集」 (きそうみすてりしゅう)
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*444頁
*発行 1997年
*カバー文
奇想天外・荒唐無稽と絶賛をあびる山田風太郎作品。その原点が現代ミステリだ。「愛する義妹の孕(はら)む子の父親探しに狂奔するアプレ遊廓の経営者」「客の男たちを恋の騎士として競わせる経歴不詳の酒場のマダム」ら、戦後のデカダンスを色濃く映す主人公。戦慄と猟奇、妖美と夢幻の渦巻くなかに仕掛けられる想像を絶する動機と犯罪、ドンデン返しの結末。人情の機微を踏まえたトリックが翻弄する傑作集。
*収録作品
新かぐや姫 / 女妖 / 二人 / ノイローゼ / 目撃者 / 不死鳥 / 露出狂奇譚 / 祭壇 / 春本太平記 / 青銅の原人 / 笛を吹く犯罪 / 墓堀人 / 司祭館の殺人
山田 風太郎 (やまだふうたろう)
「忍者 枯葉塔九郎」 (にんじゃかれはとうくろう)
山田 風太郎 (やまだふうたろう)
「忍法甲州路」 (にんぽうこうしゅうじ)
(画像拡大不可)
*390頁 / 発行 1997年
*カバー文
復活する「風太郎忍法帖」の中、現在入手不可能の驚天動地・抱腹絶倒の忍法で読者を魅了すること請け合いの傑作短編集。古来伝わる睡魔をもって襲う忍者に対抗すべくあみだされた半睡浮遊剣、仮睡自在剣、夢界生動剣。そこに生じた思いもよらない陥穽を描く「忍法甲州路」のほか、忍法陰陽変を用いて男根女陰を交換する「転の忍法帖」、筑摩一族の忍びの活躍を描く「忍者六道銭」等収録。
*目次
忍法甲州路 / 忍法肉太鼓 / 忍法鞘太鼓 / 麺棒試合 / 転の忍法帖 / 忍者六道銭 / 天明の判官 / 羅妖の秀康 / 解説 高橋千劒破
山田 風太郎 (やまだふうたろう)
「妖説太閤記」(上下巻) 〈ようせつたいこうき〉
結城 昌治 (ゆうきしょうじ)
「白昼堂々」 (はくちゅうどうどう)
山手 樹一郎 (やまてきいちろう)
「夢介千両みやげ(上下)」 (ゆめすけせんりょうみやげ)
*デザイン・菊地信義
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*上445頁・下420頁 / 発行 1995年
*カバー文
上
大枚千両を使い江戸で道楽してこい。小田原の豪農である父親から途方もない宿題を与えられた青年夢介は旅立った。図体は大きいが底抜けのお人好し。懐中を狙った名うての美女道中師・お銀も、そのとぼけた温かさには、いつしかベタ惚れ。前非を悔い、よき女房たらんと、ともに江戸に入ったのはいいが……。明朗朴訥なスーパーマンの善意あふれる言動を描き、敗戦日本の心を潤した大衆小説の代表的傑作。
下
夫婦約束をしてお銀と江戸暮らしを始めた夢介だが、道楽修業どころか、待っていたのは剣難色難ばかり。夢介の天性のおおらかさと怪力、お銀のけなげな活躍でそれを振り払った二人は、父親の許しを得るために小田原へ向かう。だが、事はそう簡単には運ばない。ふたたび波乱の道行きが始まった。山手文学を象徴する快作に、幻の続編『夢介めおと旅』を併録して贈る、待望の「夢介シリーズ」完全版!
*下巻巻末頁
エッセイ・小池一夫
人と作品・木村行伸
横溝 正史 (よこみぞせいし)
「髑髏検校」 (どくろけんぎょう)
吉川 英治 (よしかわえいじ)
「江戸城心中」 (えどじょうしんじゅう)
吉川 英治 (よしかわえいじ)
「貝殻一平(上下)」 (かいがらいっぺい)
吉屋 信子 (よしやのぶこ)
「安宅家の人々」 (あたかけのひとびと)