絶版文庫書誌集成

現代教養文庫 【ろ】

蝋山 政道他 (ろうやま まさみち)
「トインビー・人と史観」
(Toynbee・ひととしかん)


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*236頁 / 発行 1959年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
序 蝋山政道
理解
歴史家トインビー 鈴木成高
 一 偉大なる傍観者 / 二 トインビー史学の性格 / 三 世界への開眼 / 四 ランケとトインビー / 五 パロキアリズムの超克 / 六 歴史主義の危機
文明批評家トインビー ─ シュペングラーとの出会い 山本新
 一 文明批評とはなにか / 二 ダニレフスキーとシュペングラー / 三 文明とはなにか / 四 シュペングラー超出
「歴史の研究」の成立 近山金次
接近
日本史家の立場より 和歌森太郎
東洋史家の立場より ─ 中国における世界国家と世界教会 貝塚茂樹
トインビーの歴史観とマルクス主義 江口朴郎
トインビー私感 深瀬基寛
トインビーのプロフィル ─ 精神と仕事 鶴見良行
年譜 / 著作


ロベルト・ユンク著 山口祐弘訳 (Robert Jungk・やまぐちまさひろ)
「原子力帝国」
(げんしりょくていこく)

*261頁 / 発行 1989年
*カバー画像はありません。

*目録文
原子力は社会を「帝国」へと変える。原爆への転用、テロ、世代・国境を越える災害。ナチズム体験をもつ著者の衝撃的警告の書。

*目次
序 ── 硬直した道 / 放射線の餌食 / 賭ごと師たち / ホモ・アトミクス / おびえる人びと / 原子力帝国主義 / 原子力テロリスト / 監視される市民 / 展望 ── 柔軟な道



ロマン・ロラン著 蜷川譲訳編 (Romain Rolland にながわゆずる)
「愛すること・生きること ロマン・ロランの言葉」
(あいすることいきること)


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*286頁
*発行 1963年

*目次
愛すること / 女性に捧げる言葉 / 生きること / 信仰をもつこと / 芸術について / 教養のために / 政治・戦争・抵抗など / 日本人について / ロマン・ロラン年譜 / あとがき


ロマン・ローラン著・藤本 良造訳 (Romain,Rolland・ふじもとりょうぞう)
「トルストイの生涯」
(とるすといのしょうがい)


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*267頁 / 発行 1955年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
序文 / 消え去った光 / 『わが幼年時代の物語』―『コーカサスの物語』―『コサック』 / 『セバストーポリの物語』 / 『三つの死』 / 『結婚の幸福』 / 『戦争と平和』―『アンナ・カレニナ』 / 『懴悔』と宗教的危機 / 社会的危機『われらなにをなすべきか?』 / 芸術の批判 / 『民話』―『闇の力』―『イワン・イリッチの死』―『クロイツエル・ソナタ』 / 『復活』 / トルストイの社会的理想 / かれの容貌は最後の顔立ちとなり / 闘争は終った / 遺稿についての覚書 / トルストイへのアジアについての返書 / トルストイがその死の二カ月前にガンジーに宛てた手紙 / トルストイの作品年表 / あとがき


ロレンス著 羽矢 謙一訳編 (Lawrence はやけんいち)
「現代人の愛について ロレンスの言葉」
(げんだいじんのあいについて)


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*230頁 / 発行 1966年

*目次
1 現代人の愛と性
 愛について / 愛の二重性 / 愛の限界 / 性について / 血と肉の信仰 / 性と美しさ / 美の本能 / 農夫の美しさ / 現代の女性像 / 純潔のとき
2 愛と美と恍惚
 愛の発見 / ヘンネッフ川のほとりで / 宣言 / 初恋 / あいびき / 川べのばら / バルコニーで / 稲妻 / 最後の時 / 汽車の中での口づけ / 十二月の夜 / 欲情 / 疲れ果てて / 童貞 / 欲情 / 愛の陶酔 / 愛の歓喜 / 死の情熱 / グロワール・ド・ディジョン / 肌ざわり / はだしの赤ちゃん / ピアノ / 坑夫と妻 / 肌の感じ / 愛情の危機に / J・M・マリへの手紙
3 妻への手紙
 愛の逃避行 / フリーダへの手紙 / 愛と苦悩の手紙 / エドワード・ガーネットヘ / S・A・ホプキン夫人へ / 彼女はふりかえる
 解説 ─ ロレンスの恋愛観 / ロレンス年譜 / おわりに