絶版文庫書誌集成

現代教養文庫 【と】

東京大学旅行研究会編 (とうきょうだいがくりょこうけんきゅうかい)
「島の旅」
(しまのたび)


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*335頁 / 発行 1964年

*目録文
 近年の旅行ブームに乗って、静かに眠っていた土地が次々と観光地化され、俗化されている今日、「島」は真に旅を愛する人のために残された最後の対象地であるといえよう。
 本書は日本近海に散在する多くの離島を訪れた東大旅行研究会が、その中から三十余を選び隔離され閉鎖的な社会に生きる島民の中で数日を過ごし、島の現状を素直な眼で描き出したものである。都会の雑踏を離れた島への旅に憧れる人のために、懇切なガイドを付した。

*目次
まえがき / 島というもの / 利尻島 / 天売・焼尻島 / 粟島 / 陸前江ノ島 / 新島・神津島 / 能登島 / 神島 / 小豆島 / 女木島 / 大崎下島 / 隠岐群島 / 日振島 / 伊予鹿島 / 土佐沖ノ島 / 対馬 / 壱岐ノ島 / 五島 / 天草諸島 / 種子島・屋久島 / 奄美群島 / 沖繩・八重山群島 / 付録 島旅ガイド


戸坂 潤 (とさかじゅん)
「科学論」
(かがくろん)

*234頁 / 発行 1954年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
一 科学の予備概念 科學一般は如何なる相貎を呈しているか
二 科学と実在 實在の模寫と科學的認識の構成とについて
三 科学の方法(その一) 「科學方法論」ないし「科學論」に對するひ批判
四 科学の方法(その二) 科學的方法の分裂と共通性とについて
五 科学と社会 科學の?史的社會的諸根本制約について
六 科学的世界 自然辯證法と史的唯物論との一雙について
『科学論』について 三枝博音


ドナルド・リチー著 三木 宮彦訳 (Donald Richie みきみやひこ)
「増補 黒澤明の映画」
(くろさわあきらのえいが)


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*693頁
*発行 1991年

*目録文
巨匠黒澤の全作品「姿三四郎」から「まあだだよ」までを徹底分析。著者は、日本映画の海外普及に尽力した業績で都民文化賞を受賞。


土橋 治重 (どばしじじゅう)
「永遠の求道者 高見順」 
(えいえんのきゅうどうしゃたかみじゅん)


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*240頁 / 発行 1973年

*カバー文
 わたくしはかつて高見順と同じ「日本未来派」という詩誌に属し、同じ時期に詩を書いてきたものとして、この小伝では詩人としての高見順の業績にライトをあてたいという気持があった。
 わたくしはこれから何年かさき、年をひろってゆっくり時間を得たとき、老眼鏡を拭き拭き、この稀有な詩人について、もう一度書きたいという思いに駆られている。それというのも、わたくしはこの詩人の詩に、真実、異常な魅力を感じているからでもある。それは詩の表現や生理が共通するのと、同時代感が強くするためかもしれない。 (著者あとがきより)

*目次
1 よろこばれない出生
2 立身出世を夢見て
3 みどりの青春
4 苦難のみち
5 饒舌体の新進作家
6 高見順の時代
7 日本を離れて
8 太平洋戦争
9 中年の詩人誕生
10 充実した創作活動
11 ガンに冒されて―未完にして完結の死
 年譜 / 高見順研究案内 ―― 小川和裕 / あとがき


戸伏 太兵 (とぶし たへい)
「剣豪 虚構と真実」
(けんごう きょこうとしんじつ)


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*236頁 / 発行 1958年 / 社会思想研究会出版部名義
*戸伏 太兵 =綿谷 雪(わたたに きよし)

*目録文
宮本武蔵何人いたか? 曲垣平九郎は架空の人物……等、新資料を渉猟し新しい視点より、剣豪の真実と正しい史実をときあかす。

*目次
小序
1 宮本武蔵は何人いたか?
 宮本武蔵玄信と武蔵政名は別人 / 新免武仁夫妻の履歴 / 宮本武蔵の姉の嫁入り / 宮本武蔵政名の系統 / 宮本武蔵玄信と三人の養子 / 円明流の意味と明石流海軍兵学 / 尾州藩・肥前藩の円明流と武蔵の流系
2 松山主水の二階堂平法
 山崎合戦の一騎打ち / アカネ染め日野絹の掛襟 / 千住口の喧嘩侍 / またたくまに畳四五十枚 / 松山主水の暗殺 / 村上吉之丞宮本武蔵を奔らす
3 万能武芸者:市川門太夫とその周辺
 カブキ者林八平の武勇と諧謔 / 木村彦左衛門と渥美源五郎 / 寺島武右衛門と戸塚五左衛門 / 軽身の跳躍三間半 / 柔術に対する剛術
4 謎の開祖:伊東一刀斎景久
 矢倉沢四十八人斬り / 唐人十官との珍妙試合 / 一刀斎の後継者争い / 一刀斎の剣理
5 柔術の達人:渋川伴五郎と井沢蟠龍軒
 渋川伴五郎の代々 / 四代目伴五郎の「薫風雑話」 / 井沢蟠竜子の「武士訓」とその評書
6 変った武器の試合
 弓と鉄砲の競射 / 弓と槍・半弓と薙刀 / 手裏剣の名手一柳一刀 / クサリを使つた種々の武器
7 芝愛宕山の騎馬天狗
 曲垣平九郎は架空の人物 / 大坪流手綱口伝の歌
8 武書あ・ら・かると
 軍陣での言葉使いは格別 / 「宝蔵院流百首」 / 忍びを軒轅ということ
9 武芸と忍術との間
 隠形・隠身・真言呪術は忍術の専売ではない / 浮沓の類と水上歩行術 / 忍者でなくてもそうする事のいろいろ
10 幻術の大成者:果心居士 / そのアウト・ライン / 地獄変相図 / 琵琶湖の扁舟
11 戦国末期の妖術者たち
 どんな人々がいたか / 伊賀流の加当段蔵 / 毛利家の佐田兄弟 / 相部次郎右衛門のすばらしい幻戯

図版 目次
 1 宮本武蔵関係地図 / 2 宮本玄信小倉碑 / 3 宮本伊織実父母の墓 / 4 新免玄信碑 / 5 新免政名碑 / 6 宮本玄信筆五輪書の冒頭 / 7 柔術目録(瓦礫雑考より) / 8 行徳・徳願寺武蔵遺跡 / 9 八代光円寺の手洗鉢 / 10 八代盛光寺の荘林十兵衛墓 / 11 手裏剣 / 12 じんない / 13 芝愛宕山男坂全景 / 14 大坪流手綱秘伝書 / 15 大坪流手綱口伝歌 / 16 謙信流兵書 / 17 河井流の腰下浮 / 18 神伝流の畳船 / 19 上泉信綱の師鑑専要 / 20 伽婢子さしえ / 21 信西古楽図の馬腹術 / 22 印度魔術の縄立術


トマス・ブルフィンチ著 市場泰男訳 (Thomas,Bulfinch いちばやすお)
「シャルルマーニュ伝説 中世の騎士ロマンス」
(Legends of Charlemagne)


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*380頁 / 発行 1994年

*紹介文
この物語は、『ギリシア・ローマ神話』『中世騎士物語』と、ブルフィンチの伝説三部作を成すもので、古代・中世の文学的遺産に親しむための絶好の入門書として、広く世界で読まれている。「アーサー王物語」と人気を分ち、有名な「ロランの歌」を含む、シャルルマーニュやその十二勇士を主人公とする壮大な冒険物語で、ながく訳出の待たれていた作品。

*目次
十二勇士 / 御前試合 / アルブラッカの攻囲 / リナルドとオルランドの冒険 / フランス侵攻 / ブラダマンテとロジェロ / アストルフォと女魔法使い / 海魔オルク / アストルフォの冒険はつづき、イサベラの冒険が始まる / メドロ / 狂ったオルランド / ゼルビノとイサベラ / アストルフォ月へ行く / アフリカでの戦い / ロジェロとブラダマンテ / ロンスヴァルの血戦 / リナルドとバヤール / リナルドの死 / ユオン・ド・ボルドー / オジエ・ル・ダノワ


トマス・カイトリー 市場 泰男編訳 (いちばやすお)
「フェアリーのおくりもの
世界妖精民話集」


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*276頁 / 発行 1994年
*カバーの絵および本文中のカットは、イギリスの画家リチャード・ドイルの詩情あふれる幻想画集『フェアリーの国』(一八七〇)より。

*カバー文
 この物語に登場するフェアリーは、アーサー王伝説やシャルマーニュ伝説の魔法を行ったり、変身する「ロマンスの妖精」ではなく、エルフやドゥエルガル、そして湖や川の精です。彼らは自然力と人間の心の能力を人格化した存在で、ふつう小さな生きものと信じられていました。カイトリーはこれを「民間信仰の妖精」と名ずけています。本書では、各地に伝えられる彼らのバラエティーに豊んだ物語を集め、妖精民話を十分楽しんでいただけるようにしました。

*目次
T スカンジナビア
 1話★エルフ
  スヴェンド・フェリングと女エルフ / 女エルフのヴェー / エーベルトフト近くの女エルフ
 2話★小人(トロル)
  ティース湖の由来 / 百姓にだまされたトロル / 炉の中におちたスコッテ / カルンドボルグ教会 / 洗礼式に招かれたトロル / タコに変身したトロル / キルステンの丘 / とりかえ子 / トロルの旅立ち / スヴェンド・フェリング / 小人の宴会 ― ノルウェーの物語
 3話★ニス
  ニスと少年 / コムギを盗むニス / ニスと雌馬 / 牛に乗ったニス / ヴェスボルグのニス
U リューゲンの島
 ヨハン・ディートリヒの冒険 / 小さなガラスの靴 / ふしぎなすき / なくした鈴
V ドイツ
 1話★小人
  ダンスをしにきた小人 / 小人の宴会 / 小人の山越えの旅 / 小人との結婚
 2話★コボルト
  ヒンツェルマン / ヘデケン / ゴルデマール王 / ハインツェルメンヘン
 3話★ニクス
  ニクスの鍛冶屋 / ニクスのお産
W スイス
 シャモアの狩人 / 木の上の小人たち / 罰せられた好奇心 / 捨てられたおくりもの / ふしぎな小袋 / 援助と罰 / 宿をさがす小人
X イギリス
 1話★イングランド
  ピクシーの仕返し / ピクシーの感謝 / いたずらなボッガート / ファアリーのお産 / エインゼル
 2話★スコットランドの低地
  フェアリーの行列 / ブラウニー
Y ケルト人とウェールズ人
 1話★アイルランド
  トム・バークの告白 / クルリコーン / 幸運をよぶ客 / 利口なトムとレプレコーン / 庭の中のレプレコーン
 2話★スコットランド高地
  二人のバイオリンひき / ファアリーのおくりもの / 盗まれた女性 / ブラウニー
 3話★マン島
  フェアリーの行商人 / フェアリーの宴会 / フェアリーの洗礼式 / フェアリーの尻たたき / フェアリーの狩り / バイオリンひきとフェアリー
 4話★ウェールズ
 ヴァンの精 / フェアリー・ダンスにはいったリース / ギットー・バッチ / 追っぱられたフェアリー
 5話★ブルターニュ
 コレドのおどりと歌

 訳者あとがき ― 妖精とはどういうものか


トマス カイトリー著 市場 泰男訳 (いちばやすお)
「妖精の誕生 ― フェアリー神話学」
(ようせいのたんじょう)


*装幀・菊池千賀子
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*280頁 / 発行 1989年

*カバー文
「世界中のフェアリーの特徴を調べたい人は、トマス・カイトリーが書いたこの本を読むことからはじめるのがいちばん」といわれるほど世界的に知られているフェアリーの解説書です。フェアリーという概念の起念の起源、フェアリー説話の発生地、伝播の道筋など、興味のつきない話がいっぱいで、ファンタジックな世界の思いがけない広がりと深さにお驚かれることでしょう。

*目次
 原著者まえがき
1 序論
 フェアリー信仰の起源 / フェアリーという語はどのようにして生まれたか / フェアリーの分類
2 東洋のロマンス
 ペルシアのロマンス / アラビアのロマンス
3 中世のロマンス
4 フェアリーの国
5 スペンサーの『フェアリー女王』
6 エッダとサガ
 アルファル / ドゥエルガ
7 スカンジナビア
 エルフ / 小人またはトロル / ニス / ネックと人魚
8 北方諸島
 アイスランド / フェール諸島 / シェトランド諸島
9 ドイツ
 小人 / 野生女 / コボルト / ニクス
10 スイス
11 イギリス
 イングランド / スコットランド低地
12 ケルト人とウェールズ人
 アイルランド / スコットランド諸島 / ウェールズ / ブルターニュ
13 南ヨーロッパ
 ギリシア / イタリア / スペイン / フランス
14 東ヨーロッパ
 フィン民族 / スラブ民族
15 結論

 訳者あとがき
  ――
 民話目次


富森 虔児 (とみのもりけんじ)
「『市場』への遅れためざめ CIS・中東欧経済のカルテ」
(しじょうへのおくれためざま)


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*266頁 / 発行 1993年

*カバー文
長きにわたって基本的には集権的社会主義の指令経済を維持してきた、CIS・中東欧諸国が、急激な市場経済への転換に向かおうとしている。そうしためざめは、人が年をへて突如恋にめざめた状態にどこかしら似ている。市場経済への壮大で感動的なドラマを現地調査をふまえて分析する。

*目次
プロローグ 市場経済化改革への出発
第1部 集権的社会主義の失敗と市場経済への渇望
 旧ソ連・中東欧はなぜ市場経済を求めるに至ったのか / 社会主義理論に問われているもの
第2部 旧ソ連ーCISの経済改革
 市場経済化の事実上の急進行 / ソ連邦の解体と価格自由化
第3部 「ショック療法」とポーランドの経済改革
 「ショック療法」の直接の結果 / 「離陸」に向けての苦闘 / 深化する不況とその本当の背景 / ポーランドの労働者の意識
第4部 残された諸課題
 難問の多い民有化 / 今後を考えるためのいくつかのポイント


冨森 叡児 (とみのもりえいじ)
「戦後保守党史」
(せんごほしゅとうし)


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*320頁 / 発行 1994年

*目録文
いかなる革命も、改革も「過去」と無縁ではあり得ないように、五五年体制に代わる新しい政党システムを確立するための、戦後の保守党の歴史を読みかえす。

*目次
第1章 混迷の再出発 / 第2章 本流路線の形成 / 第3章 長期安定の装置 / 第4章 政治主義の挫折 / 第5章 経済大国への道 / 第6章 最後の安定政権 / 第7章 本流の行き詰り / 第8章 「革新保守」の路線 / 第9章 体制崩壊の過程


富田 芳明 (とみたよしあき)
「ダンス教室 独習2週間」
(だんすきょうしつ)


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*360頁
*発行 1962年


富永 次郎 (とみながじろう)
「日本の菓子」
(にほんのかし)


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*254頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
まえがき
東海道
 静岡 ― 浜松 ― 岡崎 ― 豊橋 ― 名古屋 ― 岐阜 ― 大垣 ― 大津
中部山地
 甲府から上田へ
  甲府 ― 下諏訪 ― 上諏訪 ― 松本 ― 長野 ― 上田
 飛騨路
  下呂 ― 高山
北陸
 長岡から高田へ
  長岡 ― 新潟 ― 岩室 ― 柏崎 ― 新井 ― 高田
 富山から福井へ
  富山 ― 石動 ― 金沢 ― 輪島 ― 小松 ― 福井 ― 武生 ― 敦賀
近畿地方
 京都
 大阪・神戸
 紀州
  和歌山 ― 田辺 ― 新宮
 伊勢路
  関町 ― 亀山 ― 松坂 ― 二見
山陰・山陽地方
 山陰
  福知山 ― 豊岡 ― 鳥取 ― 倉吉 ― 松江 ― 萩 ― 山口
 山陽
  姫路 ― 岡山 ― 津山 ― 倉敷 ― 広島 ― 宮島 ― 柳井 ― 下関
四国
 松山 ― 宇和島 ― 西条 ― 高松 ― 徳島 ― 池田 ― 前浜 ― 高知
九州
 福岡 ― 佐賀 ― 長崎 ― 佐世保 ― 熊本 ― 鹿児島 ― 宮崎 ― 別府 ― 竹田
東京・関東
 東京
 関東
  磯部 ― 高崎 ― 足利 ― 館林 ― 熊谷 ― 八日市場
東北
 東北本線に沿って
  須賀川 ― 郡山 ― 会津若松 ― 塩川 ― 喜多方 ― 三春 ― 平 ― 二本松 ― 福島 ― 飯坂 ― 仙台 ― 一ノ関 ― 盛岡 ― 青森
 奥羽線に沿って
  弘前 ― 大鰐 ― 大館 ― 秋田 ― 鶴岡 ― 山形
北海道
 札幌・小樽
 旭川・北見・釧路
 帯広・函館
日本の菓子について / 索引


トルストイ著 西本 昭治訳編 (Leo Tolstoy・にしもとしょうじ)
「愛と生と死 トルストイの言葉」
(あいとせいとし)


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*257頁 / 発行 1964年

*目次
第一部 生と死と愛と
 一 生 / 二 死 / 三 愛 / 四 神 / 五 霊と良心 / 六 信仰について / 七 キリスト教徒 / 八 人間 / 九 自分 / 一〇 病気・苦痛 / 一一 女と男 / 一二 結婚 / 一三 性愛 / 一四 家庭 / 一五 宗教について / 一六 道徳について / 一七 真理について / 一八 苦悩について / 一九 善 / 二〇 悪 / 二一 慈善について / 二二 労働 / 二三 富 / 二四 平等 / 二五 自由 / 二六 欲望について / 二七 憎しみについて / 二八 高慢について / 二九 罪 / 三〇 時間について / 三一 行為について
第二部 国家と暴力と金
 一 国家 / 二 権力 / 三 愛国心 / 四 軍隊 / 五 教会 / 六 暴力 / 七 革命 / 八 刑罰 / 九 金 / 一〇 私有について / 一一 奴隷について
第三部 芸術・科学・教育
 一 芸術 / 二 演劇について / 三 詩について / 四 言葉について / 五 科学 / 六 歴史について / 七 教育
トルストイの生涯について / トルストイズムについて / あとがき


トルストイ著・藤本良造訳 (Tolstoy・ふじもとりょうぞう)
「愛と暴力 未発表遺稿」
(あいとぼうりょく)


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*172頁
*発行 1960年

*目録文
トルストイの悲劇的な晩年の思想的苦悩を語った未発表エッセイ。彼のキリスト教的人道主義の鍵となる重要な文献。本邦初訳