
*カバー装幀・神田昇和
カバー写真・小沢忠恭
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*213頁 / 発行 2007年
*カバー文
『父ありき』『東京物語』『晩春』などを代表作に、ほぼ全ての小津安二郎映画に出演してきた俳優、笠智衆。小津監督や原節子などを始め、様々な人との交流や撮影秘話、また御前様としてなじみ深い『男はつらいよ』など、朴訥として優しく、不器用な役柄そのままに、自らの俳優人生と小津安二郎を振り返る。
*目次
プロローグ 夢の涯てまでも
第一章 俳優にはなったけれど
松竹キネマ・俳優研究生募集 / 月給二十五円、家賃十五円 / 落第はしたけれど / 徹夜続きの強行軍 / 蒲田から大船へ
第二章 先生ありき
言われるがままに / NGの王様 / 「お能の面でいこう」 / 作品は絶賛、演技は酷評 / 小津監督は名俳優 / 『東京物語』は僕のベストワン / 裏芸のこと / 落ち葉拾い / 他流試合に揉まれて / 先生の親友・清水オヤジ
第三章 小津組紳士録
鎌倉会の思い出 / 酒と煙草の日々 / 九州漫遊記 / 先生のお好きなもの / お母さまの彼岸花 / 蓼科は小津組の第二の故郷 / ユウシュンの創った笠伝説 / 永遠の美女・原節子さん / 憧れの一発OK組 / 佐田ヤンは先生の“息子”
第四章 別れの味
昭和三十八年十二月十二日 / 「人間は独りぼっちだ」 / 新しい出会い / 再び、先生のこと
小津安二郎・監督作品リスト / 笠智衆・出演作品リスト
あとがき / 巻末エッセイ「父と母の記憶」 笠徹
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