絶版文庫書誌集成

旺文社文庫・日本の著作
【ひ】


樋口 隆康 (ひぐちたかやす)
「ガンダーラへの道 ― シルクロード調査紀行」
 (がんだーらへのみち)

*240頁 / 発行 1982年

*目録文
遥かなる西域・トゥルファンから文明の十字路・カシュガルへ、そして仏教の道・ガンダーラへ。“絹の道”をたどる最新の調査紀行。



平山郁夫 (ひらやまいくお)
「悠久の流れの中に」 (ゆうきゅうのながれのなかに)


*カバー画・「月明」
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*283頁 / 発行 昭和59年

*カバー文
被爆体験から人間への深い省察、そしてシルクロードとの出会い……画家・平山郁夫の創造の秘密。

*目次
プロローグ 炎上
第一章 海
第二章 閃光
第三章 求法
第四章 群像
第五章 絹の道
第六章 交流
第七章 民族
エピローグ 玄奘を体して
 年譜
 解説 上原和


平山 三郎 (ひらやまさぶろう)
「回想の百鬼園先生」 (かいそうのひゃっきえんせんせい)

*258頁 / 発行 昭和61年

*カバー文
随筆の名手にして錬金術の大家、内田百閧フ回想文集。辰野隆・福永武彦・高峰秀子等46人が語る。

*目次
内田百 ― 豊島与志雄
畸人の印象 ― 辰野隆
「鳩の眼」先生 ― 夏目伸六
百鬼園のビール代 ― 津田青楓
仲之町時代 ― 内藤吐天
内田百關謳カ ― 出隆
百閧フもつ二つの面 ― 米川正夫
学校の百關謳カ ― 大井征
百鬼園の越天楽 ― 宮城道雄
いろは交友録 ― 徳川夢声
「大宴会」縁起話 ― 大森桐明
百鬼園軼事 ― 松下英麿
旧跡合羽坂 ― 森田たま
『百鬼園随筆』外伝 ― 竹内道之助
『旅順入城式』の頃 ― 佐藤佐太郎
郵船時代の百關謳カ ― 村山古郷
随筆 内田百 ― 高橋義孝
めぐる杯 ― 北村孟徳
生き残つた小鳥 ― 高原四郎
「イヤダカラ、イヤダ」のお使いをして ― 多田基
或る日の百鬼園先生 ― 清水清兵衛
詩酒琴の人―ぼくの百關謳カ ― 雑賀進
百鬼園大人の生と死 ― 平岩八郎
百鬼園先生逝く ― 平山三郎
等身大 ― 福永武彦
〔ほか〕

*関連動画





平山 三郎 (ひらやまさぶろう)
「実歴阿房列車先生」 (じつれきあぼうれっしゃせんせい)


*カバー装丁・田村義也
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*312頁 / 発行 昭和58年

*カバー文
「気候もそろそろ良くなったから、大阪へ、汽車に乗って、特急列車に乗って、行ってみようと思う。大阪には別に用事はないのだから、ホームをうろうろして、すぐその晩の上り列車で帰ってきてもいい、貴君もつき合いなさい――と云われて、半信半疑で、わたしはどっちでもいいような返事をした」〈本文より〉
阿房列車の同乗者ヒマラヤ山系こと平山三郎が語る百鬼園先生の素顔。

*関連動画



平山三郎編 (ひらやまさぶろう)
「百鬼園先生よもやま話」 (ひゃっきえんせんせいよもやまばなし)


*カバー・内田克巳
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*292頁 / 発行 昭和62年

*カバー文
稀有の名文章家にして錬金術の大家内田百閧ェ、徳川夢声・宮城道雄等と旅・鉄道・文学を語る。

*目次
ユーモアコンクール
漱石をめぐって〈抄〉
春屑世相放談
旅で見たこと聞いたこと
百鬼園先生正月噺〈抄〉
問答有用
汽車の旅
鉄道今昔ばなし
私は日銀と取引きがある
新春亀と兎の閑宴
一日だけの駅長
倫敦塔を撫でる
随筆寄席・一人一話〈抄〉
漱石先生四方山話


平山三郎編 (ひらやまさぶろう)
「百鬼園の手紙」 (ひゃっきえんのてがみ)


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*325頁
*発行 昭和61年

*カバー文
ユーモア溢れる百關謳カの手紙と、興味深いエピソードを満載したファン待望の書。新資料掲載


比留間 英一 (ひるまえいいち)
「八兵衛捕物帖」 (はちべえとりものちょう)


*カバー装画・長尾みのる
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*239頁 / 発行 1985年

*カバー文
吉展ちゃん事件、帝銀事件、三鷹事件、ホテル偽装殺人事件、スチュワーデス殺人事件、三億円事件 ― 戦後の重大事件の捜査に敏腕を発揮した“警視庁のコロンボ刑事“平塚八兵衛の大活躍。警視庁のオモテとウラを知りつくした社会部記者が描く、鬼刑事と犯人(ホシ)のヒューマン・ドキュメント。

*目次
第一話 吉展ちゃん事件
第二話 ガードマン殺人事件
第三話 新米刑事は行く
第四話 輪タク屋殺人事件
第五話 雪の中の追跡
第六話 年の瀬殺人事件
第七話 ホテル偽装殺人事件
第八話 あのときはこうだった
第九話 生きているなら
第十話 “一針”の壁
第十一話 出遅れ刑事
第十二話 スチュワーデス殺人事件
第十三話 最後の“おとし”
第十四話 三億円事件
 あとがき