絶版文庫書誌集成

旺文社文庫・日本の著作
【わ】


若山 牧水著 木俣 修編 (きまたおさむ)
「若山牧水歌集」 (わかやまぼくすいかしゅう)



*カバー 関野準一郎
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*262頁 / 発行 1980年

*カバー文
旅と酒と富士を愛した牧水は感傷的浪漫歌集『海の声』から出発し、『死か芸術か』から『みなかみ』に至る懐疑的な苦悩と寂寥にみちた蕩揺期を経て、静かな自然詠に移行し、『山桜の歌』で叙景歌人として円熟の極点を示した。本書は死後編まれた『黒松』も含め、全歌集から作品を選び注を施したものである。

*目次
海の声 / 独り歌へる / 別離 / 路上 / 死か芸術か / みなかみ / 秋風の歌 / 砂丘 / 朝の歌 / 白梅集 / さびしき樹木 / 渓谷集 / くろ土 / 山桜の歌 / 黒松
 解説 木俣修 人と文学 / 作品解説 / 作品鑑賞
 思い出片々 石井みさを
 代表作品解題 / 参考文献 / 年譜 / 初句索引


渡辺 紳一郎 (わたなべしんいちろう)
「西洋語源物語」 (せいようごげんものがたり)



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*350頁
*発行 1974年
* カバー・山県和彦

*カバー文
「火中の栗を拾う」「賽(さい)は投げられた」「笛吹けど踊らず」など、もともと西洋で生まれながら、まるでわれわれ日本人が創り出した言葉であるかのように使われているものはかなり多い。本書はこれらの言葉を集め、著者独特のユーモアで解説したものである。既刊『東洋語源物語』の姉妹編。


渡辺 紳一郎 (わたなべしんいちろう)
「東洋語源物語」 (とうようごげんものがたり)



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*290頁
*発行 1973年
*カバーと挿絵・西村保史郎

*カバー文
「矛盾」「杞憂」「完璧」など、我々が日常使う言葉の中には、中国の故事・成句にもとづくものが意外に多い。本書では、こんにち日本語に完全に同化した感のあるこれらの故事・成句を、著者独得のユーモアで読み物風に楽しく解説。また現代の世相に、さりげないアイロニーを加えることも忘れていない。

*巻末頁
 主要出典案内
 中国史略年表
 索引
 『東洋語源物語』について 新開高明 


渡辺 文雄 (わたなべふみお)
「渡辺文雄の食いしん坊旅行」
(くいしんぼうりょこう)


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*215頁
*発行 1984年

*目録文
テレビの人気番組「くいしん坊!万才」の文庫版。食べものにまつわるエピソード・エッセイ。


渡辺 文雄 (わたなべふみお)
「渡辺文雄のごちそう手帖」
(わたなべふみおのごちそうてちょう)


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*218頁
*発行 1984年

*カバー文
前作「食いしん坊旅行」に次ぐ渡辺文雄のオイシイ本。TV「くいしん坊!万才」の文庫化第二弾。


渡辺 文雄 (わたなべふみお)
「渡辺文雄の旅から旅へ」
(わたなべふみおのたびからたびへ)


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*228頁
*発行 1983年

*カバー文
「遠くへ行きたい」「くいしん坊万才!」でおなじみの著者が、なつかしい人々、なつかしい風景を求めて東西南北をかけ回る ―― そこには、著者がいつの日にかと夢見る“村づくり”を実現しつつある若者がいた ―― 旅する心、旅での出会いを熱く語るエッセイ集。