絶版文庫書誌集成
新潮文庫 【も】
本橋 信宏 (もとはしのぶひろ)
「裏本時代」 (うらぼんじだい)
新潮OH!文庫
本山 賢司 (もとやまけんじ)
「図解焚火料理大全」 (ずかいたきびりょうりたいぜん)
本山 賢司 (もとやまけんじ)
「星の降る森で」 (ほしのふるもりで)
森 浩一 (もりこういち)
「古代史の窓」 (こだいしのまど)
森 浩一 (もりこういち)
「わが青春の考古学」 (わがせいしゅんのこうこがく)
森 茉莉 (もりまり)
「贅沢貧乏」 (ぜいたくびんぼう)
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*237頁
*発行 昭和53年
*カバー・斎藤和男
*カバー文
著者の創作の舞台裏であり愛猫とふたり(?)の珍妙なアパート暮しのようすを軽妙な筆致で、自由に綴る批評的自画像。見かけだけ贅沢で、実は、内容の寒々としている現代風の生活に、侮蔑をなげつけながら、奔放豪華な夢を描く連作長編『贅沢貧乏』。ほかに、著者の目にうつる文壇をその鋭い洞察力で捉え、パロディ化した『降誕祭パアティー』『文壇紳士たちと魔利』など全5編を収録。
*解説頁・吉行淳之介
森田 たま (もりたたま)
「もめん随筆」 (もめんずいひつ)
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*283頁・旧仮名旧字体
*発行 昭和26年
*カバー画像・平成6年刊「新潮文庫の復刊」版カバー
*カバー文
関東と関西の違いをユーモラスに論じる「東京の女・大阪の女」、内田百閧ニ一緒に芥川龍之介の家を訪ねた日の思い出を綴った「芥川さんのこと」「七月廿四日」などの随筆のほか、小説も収める。家庭婦人の眼に映った日常生活の出来事を、鋭い感性と観察眼で巧みにとらえた随筆集。
モーパッサン著 杉 捷夫訳 (Guy de Maupassant / すぎとしお)
「ピエールとジャン」 (PIERRE ET JEAN)
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*245頁
*発行 昭和27年
*カバー画像・平成6年刊「新潮文庫の復刊」版カバー
*カバー文
ある日突然、知人の遺産が弟ジャンのところに転がり込んできた。なぜ、弟だけ……? 舞い上がる父母と弟をよそに、ひとり複雑な思いに沈む兄ピエール。その日から兄弟の半目が一気に爆発し、思いがけない事実が発覚する。人間の苦悩と悲劇を描いたフランス自然主義文学の傑作。
モリエール著・内藤 濯訳 (ないとうあろう)
「女学者・気で病む男」 (おんながくしゃ・きでやむおとこ)
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*220頁
*発行 1952年
*カバー画像・平成6年刊「新潮文庫の復刊」版カバー
*カバー文
十七世紀フランス上流社会のむやみに気取った態度物腰や言葉遣い、いわゆるプレシオジテを嘲笑した風俗喜劇「女学者」と、医学と医者を鋭く諷刺した笑劇「気で病む男」。フランス古典劇の役者であり、演出家であり、劇作家であったモリエールの晩年の代表的性格喜劇二作品を収録した。
モーリヤック著 鈴木 健郎訳
「蝮のからみあい」 (まむしのからみあい)
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*239頁・旧字体
*発行 昭和29年
*カバー画像・平成6年刊「新潮文庫の復刊」版カバー
*カバー文
新婚早々、妻に愛されぬことを知ってから、所有欲と復讐の妄念に憑かれた悪魔となった夫。以後五十年間にわたって家族を苦しめ続けた彼が、死を目前にして綴った回想録。醜悪ともいえる人物が、作者の深い愛に濾過されて到達した境地とは。カトリック作家モーリャックの代表作。
*解説頁(あとがき)・訳者