
*カバー装画・木内達朗
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*465頁 / 発行 2008年
*カバー文
深夜の路面電車に乗り合わせた男女の会話は、やがて不思議な結末へと……ふわりとした余韻を残す表題作のほか、急場しのぎにでっち上げ、リールの順番さえ間違えて上映した映画がベネチアでグランプリを受賞してしまう「ドラゴン真夜中に踊る」、ゴルフ場で偶然知り合った同名の老人の過去と自分の過去が、徐々に混じりあっていく「19番」など、いずれも“SFの抒情詩人”ならではの25編。
*目次
はじまりの日 / 心移し / 埋め合わせ / 社交ダンスが終った夜に / 墓碑銘 / 頭をよせて / ドラゴン真夜中に踊る / 19番 / けだもの / 秋日の午後 / 何もない土地には動く場所がある / 独り舞台 / ローレル・アンド・ハーディ、アルファ・ケンタウリさよならツアー / 残りかす / 夢街道いま一度 / タンジェリーン / ほほえみは夏のように大きく / 時の撚り糸 / 小麦畑の敵 / フォア! / わが息子マックス / F・スコットトルストイエイハブ緩衝機 / それで、あなたの言い分は? / ディアーヌ・ド・フォレ / 炉辺のコオロギ / あとがき 隠揄、チャンピオンたちの朝食 / 解説 伊藤典夫
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