絶版文庫書誌集成
新潮文庫 【よ】
横光 利一 (よこみつりいち)
「家族会議」 (かぞくかいぎ)
吉川 潮 (よしかわうしお)
「浮かれ三亀松」 (うかれみきまつ)
吉川 潮 (よしかわうしお)
「江戸っ子だってねえ ― 浪曲師廣澤虎造一代」 (えどっこだってねえ ― ろうきょくしひろさわとらぞういちだい)
吉川 潮 (よしかわうしお)
「突飛な芸人伝」 (とっぴなげいにんでん)
吉川 幸次郎 (よしかわこうじろう)
「杜甫ノート」 (とほのーと)
吉田 健一 (よしだけんいち)
「シェイクスピア」
(画像拡大不可)
*242頁 / 発行 昭和26年
*カバー画像・平成6年発行「新潮文庫の復刊」版
*カバー文
昭和三一年の読売文学賞を受賞した、シェイクスピアの作品論。各作品をストーリーに沿って論じつつ、著者は主人公の中に、自己の人生と厳しく対峙するという共通の姿勢を見出し、独自のシェイクスピア像を描くことに成功した。著者の驚くべき鑑賞力と、鋭い批評力の結実が本書である。
*目次
エリザベス時代の演劇 / 「ロメオとジュリエット」 / 「真夏の夜の夢」 / フォルスタフ / 「十二夜」 / 十四行詩 / 「ハムレット」 / 「オセロ」 / 「リヤ王」 / 「マクベス」 / 「アントニイとクレオパトラ」 / 「嵐」 / 解説
吉田 絃二郎 (よしだげんじろう)
「小鳥の来る日」 (ことりのくるひ)
吉田 豪 (よしだごう)
「元アイドル!」 (もとあいどる)
吉田 精一 (よしだせいいち)
「芥川龍之介」 (あくたがわりゅうのすけ)
(画像はクリックで拡大します)
*319頁 / 発行 1958年
*「新潮文庫の復刊」版カバー文
昭和二年七月二十四日、文壇をはじめ知識階級を震撼させて逝った芥川龍之介 ── その出生から悲劇的自殺に至るまで、作家芥川の全貌を、燦然たる芸術と激しい生涯の両面をからみ合わせて立体的に解明した。日本の文学史に大きな足跡を遺した作家の生と文学の歩みをたどる力作評伝。
*目次
一 出生 / 二 芥川家 / 三 本所小泉町 / 四 中学時代 / 五 高校生活 / 六 第三次新思潮 / 七 初恋 / 八 羅生門 / 九 夏目漱石 / 一〇 第四次新思潮 / 一一 初舞台 / 一二 海軍機関学校 / 一三 第一創作集 / 一四 結婚 / 一五 傀儡師 / 一六 我鬼窟 / 一七 影燈籠 / 一八 人工の翼 / 一九 夜来の花 / 二〇 中国旅行 / 二一 春服 / 二二 歴史小説 / 二三 階級文芸 / 二四 大震災 / 二五 黄雀風 / 二六 芭蕉雑記 / 二七 澄江堂句集 / 1二八 文芸読本 / 二九 越し人 / 三〇 湖南の扇 / 三一 鵠沼 / 三二 蜃気楼 / 三三 玄鶴山房 / 三四 河童 / 三五 文芸的な、余りに文芸的な / 三六 三つの窓 / 三七 西方の人 / 三八 歯車 / 三九 七月二十四日 / 四〇 葬儀 / 芥川龍之介の生涯と芸術 / 芥川龍之介年譜 / 芥川龍之介評論文献 / あとがき / 再びあとがき
吉田 精一 (よしだせいいち)
「随筆入門」 (ずいひつにゅうもん)
(画像はクリックで拡大します)
*発行 昭和40年
*カバー文
直観的、芸術的な性格や嗜好をもち、一滴の水の中に宇宙を感じるという日本人独特の感受性が生み出した随筆文学の伝統は、西欧のエッセイを吸収してさらに豊かさを加えた。本書は、古今東西の著名な文学者・思想家の名随筆、日記、書簡を豊富に引用し、そのおもしろ味を解明し、その可能性を見つめる。随筆の味わい方から書き方までを周到綿密に語る好著である。
*目次
第一部 随筆の読み方
一 随筆とは何か / 二 エッセイ / 三 茶話 / 四 写生文 / 五 アフォリズム / 六 日記 / 七 書簡 / 八 王朝の随筆 / 九 中世の随筆 / 一〇 近世の随筆 / 一一 明治の随筆 / 一二 大正の随筆 / 一三 昭和の随筆(一) / 一四 昭和の随筆(二) / 一五 昭和の随筆(三) / 一六 昭和の随筆(四)
第二部 随筆の書き方
一 書き出しについて(一) / 二 書き出しについて(二) / 三 内容について / 四 構成について / 五 主題について / 六 結び方について / 七 随筆の名作
第三部 近代の書簡文学
一 明治時代 / 二 明治・大正時代 / 三 大正時代 / 四 大正・昭和時代 / 五 昭和時代(一) / 六 昭和時代(二)
あとがき
吉田 精一 (よしだせいいち)
「日本近代詩鑑賞 明治篇」 (にほんきんだいしかんしょうめいじへん)
吉田 精一 (よしだせいいち)
「日本近代詩鑑賞 大正篇」 (にほんきんだいしかんしょうたいしょうへん)
吉田 知子 (よしだともこ)
「無明長夜」 (むみょうちょうや)
四方田 犬彦 (よもたいぬひこ)
「先生とわたし」 (せんせいとわたし)