絶版文庫書誌集成

春陽文庫 【い】

井口 朝生 (いぐちあさお)
「直江山城守 愛と鬼謀の軍師」 (なおえやましろのかみ)


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*326頁・上下二段組
*発行 1999年(新装版)
*装画・堂昌一

*カバー文
 風雲急を告げる戦国の世。上杉家の柱・謙信が倒れた。三郎景虎と喜兵治景勝が家督を争った。兼続は景勝を擁立した。歳月が流れ、豊臣秀吉から上杉景勝は会津百二十万石の城主とされ、兼続も米沢三十万石の城主となった。秀吉も前田利家もこの世を去り、天下は徳川家康に傾いた。おりしも、上杉謀反の訴えがあり、景勝・兼続は徳川家康のもとに出頭することになった……。日本全てが敵であった。この難局をいかに切り抜けるか。誠実無比の景勝、巨人家康、謀将石田三成、そして美貌の女人婀佐、謎の美女那生を配し、戦国時代最大の軍師といわれる直江山城守(なおえやましろのかみ)兼続の活躍を描いた痛快歴史小説。


井沢 正江 (いざわまさえ)
「井沢正江 ― 自選三百句」
俳句文庫



*カバー装画・佐藤廣喜「カタクリ」
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*198頁
*発行 平成五年

*目次
対談 わが俳句を語る 井沢正江 / 村上護
第一期 一身
 火襷 / 一身
第二期 以後
 晩蝉 / 以後
第三期 湖の伝説
 湖の伝説 / 湖の伝説 以後
わが師、わが結社 … 茂恵一郎
句集・著作一覧
井沢正江略年譜
初句索引


石原 八束 (いしはらやつか)
「石原八束 ― 自選三百句」 (いしはらやつか じせんさんびゃくく)
俳句文庫


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*206頁 / 発行 1993年
*カバー装画・佐藤廣喜「カラスウリ」 装幀・相葉和子

*目次
対談 わが俳句を語る 石原八束 / 村上護
前期百句
 秋風琴 雪稜線 操守
中期百句
 高野谿 黒凍みの道 断腸花 藍微塵 風信帖
後期百句
 風霜記 白夜の旅人 人とその影 雁の目隠し 仮幻の花
石原八束・人と作品 … 佐怒賀正美
句集・著作一覧
石原八束略年譜
初句索引


一条 明 (いちじょうあきら)
「金太郎侍」
 (きんたろうざむらい)


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*発行 昭和49年

*カバー文
 青梅街道田無宿で待ち伏せていた浪人赤間竜之介一味に、やさ男の若衆姿の旅の武士那古里之助が襲われた! 里之助を女と察してあとをつけていた盗人の蜘蛛平は、石つぶてを投げて負傷した里之助を救った。雲取山へ急ぐ那古里之助の目的とは!?
 上野の国沼田藩主土岐則宗の側室お利枝の方は国家老黒沼典膳の娘であった。お利枝の方が生んだ利春君を擁してお家のっとりをたくらむ悪家老黒沼典膳の魔手は側室の子頼春君に迫らんとした!? 山深き雲取山中の山小屋に父市兵衛に育てられ成人した明るい若者こそ秩父の金太郎であった。黒沼一味の赤間浪人らに小屋を襲われ市兵衛は殺された! 己が出生秘密を探るべく金太郎は山を降りて行った! 痛快無頼な長篇時代快作!


稲畑 汀子 (いなはたていこ)
「稲畑汀子 自選三百句」
(いなはたていこじせんさんびゃくく)
俳句文庫



*カバー装画・佐藤廣喜「アネモネ」 / 装幀・相葉和子
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*190頁 / 発行 平成3年

*帯文
精神(こころ)の贅沢
俳句文庫創刊!
当代一流の俳人たちがみずから選び、みずから語る。
俳句を作り、俳句を愉しむ人
待望のビジュアル版俳句シリーズ

*目次
対談 わが俳句を語る 稲畑汀子 / 村上譲
汀子句集
汀子第二句集
汀子第三句集
ホトトギス汀子句帖

わが師、わが結社 稲岡長
句集・著作一覧
稲畑汀子略年譜
初句索引