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*218頁
*発行 昭和44年
*カバー装画・下田恵三
*カバー文
若き男女の心理と生理の問題を鋭くえぐりだす新鋭園生義人快心のヒット作!
旅館「福寿閣」のひとり娘えり子は、まだ高校三年生の清純なおとめであったが、早く両親をなくしたために、ズボン姿の男装で旅館の女主人として暮らしていた。
えり子の後ろには、父の代からつとめる番頭の小川、たよりになる女中のおしげさん、板前の均さんたちの暖かいバックアップがあったことはいうまでもない。
番頭小川のむすこ祐太郎は律儀な父に似ず、不良学生と交際しみずからも怠惰な生活をおくっていた。祐太郎と関係のあった女中のお照さんが旅館の金十五万円をスラれた! やっかいな事件が次々におこるが、えり子はボーイフレンドの竹男君たちといかに解決するか?
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