*カバー装画・阿部真理子
カバーデザイン・南伸坊
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*228頁 / 発行 1996年
*カバー文
少女から大人の女へ。心と身体の変化を持てあまし、不安ととまどいと……。
そんな少女時代のことを抱腹絶倒のエピソードをおりまぜて語りながら、“本当に豊かな恋愛とは何か”“開かれた性とはどんなことか”を説いてゆく。性のことを知ることは豊かに生きることの第一歩。
*目次
はじめに / ロマンティストの少女へ ── 「いまを生きる性」のために
1 避妊法だなんて!そんなこと学校で教えてくれるの? ── 一九六四年以前の少女の性的無知
2 男のあれである。くわしいことはあとで ── 授業中の紙きれメッセージではじまった性
3 あのひとは複雑な家庭で悩んでいるのよ ── 「暗い私」と「明るい私」
4 あなたがもう少し大人になったらわかるわ ── 性のひそひそ話とアイスクリーム
5 吐き気がするより、怒りがこみ上げてきた ── 夕暮れのなかの変態オジサン
6 学校も家庭も面白くない時の「いたずら」 ── 若きハンサム教師のアンパン事件
7 やめなければいけない。神様に誓って ── 一九六〇年代の「いけないこと」
8 修道女たちはどんな下着をつけているんだろう ── 薙刀(なぎなた)を持って「死ね!」と叫んだ少女
9 あの先生、ちょっとエッチよ ── 黒いゴムの月経帯の暗さ
10 修学旅行の夜にコウノトリ説は消えた ── 「不純異性交遊」「桃色遊戯」という凄い言葉
11 男の子はそれをガマンできない? ── 性教育のない男女交際マナー教育の逆効果
12 誰だってお嬢さんぶりっ子ばかりやってられない ── 「女らしさ」を脱した時の自由
13 「性」のジグソーパズルの前で ── ついに出会った医学用語
14 よせてはかえし、よせてはかえす、波の中で ── 豊かな恋愛と「開かれた性」
あとがき / もう一つのあとがき
解説 「生命の火」の燃える思春期 コリーヌ・ブレ
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