
*カバーデザイン・間村俊一
カバー写真・『ドラゴンへの道』より
(写真提供:TWIN Co.,Ltd)
(画像はクリックで拡大します)
|
*416頁 / 発行 2019年
*カバー文
ブルース・リーこと李小龍は、単なるクンフー俳優ではない。香港映画界に天才子役としてデビュー。メロドラマで観客の紅涙を絞らせ、アクション映画の地図を塗り替えた。享年32歳。疾風のごとき人生。アジア人の容貌ゆえにハリウッドでは差別され、ドイツ人の血を受けていたため、香港でも疑惑の眼を向けられた。この天才俳優の全作品を分析、洋の東西を越えたその哲学を論じる、アジア映画研究の決定版。
*目次
第1部
李小龍以前と以後 / 李小龍の生涯
第2部
『金門女』 / 一九五〇年代の香港映画界 / 『細路祥』と『苦海明燈』 / 『慈母涙』から『人海孤鴻』 / 童星とは何か / アメリカでの武者修行 / 李小龍の著述活動 / ハリウッドでの活躍
第3部
香港功夫映画のあゆみ
『唐山大兄』(『ドラゴン危機一発』) ── 移民労働者
『精武門』(『ドラゴン怒りの鉄拳』) ── 抗日ナショナリズム
『猛龍過江』(『ドラゴンへの道』) ── 西欧との対決
『死亡遊戯』 ── 修復と神話化
李小龍の行動様式
ナショナリズムと香港の表象
李小龍の後に
ブルース・リーとイエス
李小龍フィルモグラフィ / 註 / 後記 / 文庫版へのあとがき
|