絶版文庫書誌集成
中公文庫 【こ】
神坂 次郎 (こうさかじろう)
「草書本 猿飛佐助 熊野篇」 (そうしょぼんさるとびさすけくまのへん)
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*235頁
*発行 昭和61年
*カバー・井出文蔵
*カバー文
幽閉された九度山をのがれ、家康に一矢を報いようとする真田幸村、四角兵衛、覚鈴主従は、峨々たる山脈の連なる熊野の修験道の奥深くに分け入った。その主従を風の如く襲う追手の前に立ちはだかる自然児猿飛佐助の忍びの術の数々を描く、『元禄御畳奉行の日記』の著者会心の奇想天外な長篇伝奇ロマン。
河野 多恵子 (こうのたえこ)
「谷崎文学と肯定の欲望」 (たにざきぶんがくとこうていのよくぼう)
小杉 健治 (こすぎけんじ)
「向島物語」 (むこうじまものがたり)
小菅 桂子 (こすげけいこ)
「グルマン福沢諭吉の食卓」 (ぐるまんふくざわゆきちのしょくたく)
児玉 幸多 (こだまこうた)
「中山道を歩く」 (なかせんどうをあるく)
小島 直記 (こじまなおき)
「洋上の点 ― 情報戦略家森恪の半生」 (ようじょうのてん・じょうほうせんりゃくかもりつとむのはんせい)
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*396頁
*発行 昭和57年
*カバー・辰已四郎
*カバー文
バルチック艦隊の動静を求めて単身激浪の東シナ海をさまよい、辛亥革命に揺れ動く中国で、中国問題の若手エキスパートとして東奔西走する三井物産社員森恪(もりつとむ)の鬱勃たる野心と冒険の半生を描く長篇
*解説頁・神崎倫一
児島 襄 (こじまのぼる)
「東京裁判(上下)」 (とうきょうさいばん)
衛藤 利夫 (ごとうとしお)
「韃靼」 (だったん)
後藤 正治 (ごとうまさはる)
「清冽 詩人茨木のり子の肖像」 (せいれつ しじんいばらぎのりこのしょうぞう)
後藤 明生 (ごとうめいせい)
「嘘のような日常」 (うそのようなにちじょう)
後藤 明生 (ごとうめいせい)
「行き帰り」 (ゆきかえり)
後藤 明生 (ごとうめいせい)
「夢かたり」 (ゆめかたり)
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*379頁 / 三部作
*発行 1978年
*目録文
過去に向い現在に流れる二色刷りの時間の中に探索する自己
*収録内容
夢かたり / 鼻 / 虹 / 南山 / 煙 / 高崎行 / 君と僕 / ナオナラ / 従姉 / 二十万分の一 / 片恋 / 鞍馬天狗
後藤 明生 (ごとうめいせい)
「吉野大夫」 (よしのだゆう)
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*229頁
*発行 昭和58年
*カバー・前川直
*カバー文
信濃追分宿の遊女吉野太夫は隠れキリシタンで処刑されたという。二百年前の〈伝説〉を探索して発見した小さな墓は浅間の焼石だった。定かならぬ伝承のラビリンスを自在に往き来しながら、小説は次々と増殖を重ねつつ円環を完結する。谷崎潤一郎賞(56年度)受賞作。
*解説頁・三浦雅士
近衞 文麿 (このえふみまろ)
「戦後欧米見聞録」 (せんごおうべいけんぶんろく)
小林 恭二 (こばやしきょうじ)
「宇田川心中」 (うだがわしんじゅう)
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*501頁
*発行 2007年
*カバー画・木内達朗 / カバーデザイン・間村俊一
*カバー文
愛とはつまるところ約束なのだ。それも再び逢うという、ただそれだけの約束なのだ ── 承久年間から幕末、現代へ、渋谷・道玄坂で出会った十七歳の男と女の愛の輪廻をたどる、時空を超えた再生の物語。 解説・渡辺保
小林 照幸 (こばやしてるゆき)
「神を描いた男・田中一村」 (かみをえがいたおとこ・たなかいっそん)
小林 英樹 (こばやしひでき)
「完全版 ゴッホの遺言」 (ごっほのゆいごん)
小松 左京 (こまつさきょう)
「わたしの大阪」 (わたしのおおさか)
小松 茂美 (こまつしげみ)
「平家納経の世界」 (へいけのうきょうのせかい)
小村 雪岱 (こむらせったい)
「日本橋檜物町」 (にほんばしひものちょう)
小山 修三 (こやましゅうぞう)
「縄文探検 ― 民族考古学の試み」 (じょうもんたんけん)
コリン・ウィルソン (Colin Wilson) 飛田 茂雄訳 (とびたしげお)
「発端への旅 ― コリン・ウィルソン自伝」 (ほったんへのたび)
今 東光 (こんとうこう)
「東光金蘭帖」 (とうこうきんらんちょう)
今 日出海 (こんひでみ)
「山中放浪 ― 私は比島戦線の浮浪人だった」 (さんちゅうほうろう)
今 日出海 (こんひでみ)
「吉田 茂」 (よしだしげる)
近藤 啓太郎 (こんどうけいたろう)
「大観伝」 (たいかんでん)
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*329頁
*発行 1976年
*カバー・熊谷博人
*カバー文
明治・大正・昭和三代を炎のごとく生きた日本画の巨人横山大観の生涯を、数多の資料を駆使して縦横に描き、著者の新生面を拓いたと世評高い伝記文学の傑作。
*解説頁・進藤純孝
近藤 富枝 (こんどうとみえ)
「信濃追分文学譜」 (しなのおいわけぶんがくふ)
近藤 富枝 (こんどうとみえ)
「田端文士村」 (たばたぶんしむら)