絶版文庫書誌集成

中公文庫 【れ】


レナ・K・ゲリッセン / ヘザー・D・マカダム / 古屋 美登里訳 (ふるやみどり)
「レナの約束」
(れなのやくそく)


*カバー写真 左から、妹のダンカ、親友のディナ、
(熊)、レナ、故郷のクリニツァにて
(提供:レナ・K・ゲリッセン)
 カバーデザイン・中央公論新社デザイン室
(画像はクリックで拡大します)

*461頁 / 発行 2011年

*カバー文
アウシュヴィッツに送られたユダヤ系ポーランド人のレナと妹のダンカ。死と隣り合わせの過酷な状況にありながらも、レナは妹を守り、生き延びると誓う。わずか二十歳の女性を支えたのは、希望、理性、そして愛する者との絆だった。時代、国籍を越えて人間存在の尊さを謳う奇蹟の体験記。

*目次
プロローグ
序章 出会い
第1章 幸福な日々
第2章 愛しい人たち
第3章 自由はどこに
第4章 約束
第5章 生と死のあいだで
第6章 友情、そして恋
第7章 「西へ行きなさい、レナ」
エピローグ
参考文献
謝辞
訳者あとがき
文庫版訳者あとがき
文庫版解説 ── アウシュビッツ極限状況から彼女はなぜ生還できたのか 岸本葉子