絶版文庫書誌集成

未分類絶版文庫 【す】

杉浦 明平 (すぎうらみんぺい)
「カワハギの肝」
 (かわはぎのきも)
光文社文庫



*カバーデザイン=間村駿一
 カバーイラスト=宇田川新聞
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*251頁 / 発行 2006年

*カバー文
「あらゆる魚の肝の中で一ばん味のいいのは、カワハギの肝ということに落ちつくのではあるまいか」イタリア・ルネッサンスの研究などで知られる著者は、生きるよろこびの一つが舌にかかっている、と言う程の食いしんぼう。しかも、生半可なグルメではない。おいしいもののためなら、自ら野菜を栽培し、蜂蜜を作る。“食”と“味”を追求する実践派食通人の名エッセイ。

*目次
食いもの談議
 食いもの談議
 朝・昼・晩
 美食について
 甘味地獄
 ふるさとの味
  カッポ料理 / ふつさとの味 / 手前ミソ / 信州そば / 京都料理
 土屋文明先生の弟子
野外食い歩きの記
 野外食い歩きの記
  冬 / 春 / 夏 / 夏休み / 秋 / 冬 / 駄菓子その他
食卓歳時記
 大根おろし / うどん / 刺身 / ゴボウ / カワハギの肝 / キノコ / 青首大根 / フノリ / 煮味噌 / 幻のポメロ / ラッキョウ / ビフテキ / 春の魚 / トーストチキン / トマト各種 / 西瓜 / うどん その二 / 麦とろと湯豆腐
 あとがき
 解説 高遠弘美


杉浦 明平 (すぎうらみんぺい)
「小説渡辺崋山(一)失意」
 (しょうせつわたなべかざん)
朝日新聞社の文庫版シリーズ



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*312頁
*発行 昭和57年

*カバー装丁・水谷勇夫

*カバー文
 藩主の跡目相続をめぐる勢力争いにやぶれた三河田原藩士・儒学の徒渡辺崋山は、失意の中で酒色におぼれた……。そこには、のちに、封建制度の下で苦しむ民衆の叫びや、西洋からの新しい思想の誘いに積極的に応え、幕藩体制そのものを敵にまわして活躍する崋山の姿はない。
 崋山のゆかりの地に生まれ育ち、いまなお住みつづける著者が、かつてのルネッサンス論の情熱と理性をもって、幕末の異才の実像を活写した大河ドラマの幕明け。(全八巻)


杉浦 明平 (すぎうらみんぺい)
「小説渡辺崋山(二)再起」 (しょうせつわたなべかざん)
朝日文庫


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*308頁 / 発行 昭和57年
*カバー装丁・水谷勇夫

*カバー文
 失意の暗闇の底で呻吟していた渡辺崋山にも、やがて明るい陽が射し始めた。田原藩家老に登用されたのである。家老になったとはいえ、一万二千石の小藩の財政再建のため、文化人としての広いつきあいを利用しての対外折衝に狩り出されるばかりであった。
 一方では、のちに崋山と運命をともにすることにある蘭学者高野長英や、崋山のデリケートな男心を悩ませる女弟子、与野らが新たに登場し、主人公の周辺は、にわかに波立ってくる。


杉浦 明平 (すぎうらみんぺい)
「小説渡辺崋山(三)多忙」 (しょうせつわたなべかざん)


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*308頁 / 発行 昭和57年
*カバー装丁・水谷勇夫

*カバー文
 田原藩家老として多忙な生活を送る崋山にとって、小関三英、高野長英、幡崎鼎らの蘭学者を通じて知る西洋社会の様子は、あまりにもショッキングなものであった。身分制度のない社会など、ありえようはずがない……。
 崋山が、わがままな殿さま三宅土佐守のおもりをしつつ、藩財政再建のため東奔西走、四苦八苦の末に考え出した藩政改革案には、西洋からの新しい考えの影響がにじみ出ていた。
 しかし、その改革案は……。


杉浦 明平 (すぎうらみんぺい)
「小説渡辺崋山(四)飢饉」
 (しょうせつわたなべかざん)
朝日文庫



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*302頁 / 発行 昭和57年
*カバー装丁・水谷勇夫

*カバー文
 天保四年から七年にかけて日本を襲った大飢饉は,幾万もの人命を奪い去った。食物を求め、救いを願う民衆の声は地に満ち、天にあふれた。が、その声は幕府の中枢には届かない。病いの床に伏す渡辺崋山にも、民衆の叫びはかすかに聞こえてくるだけであった。
 ところが、衝撃的な報せが江戸に届いた。大塩平八郎が民衆のために蜂起し、大坂の町は大混乱というのである。
 なにゆえか、崋山の胸は高鳴り始めた。なにゆえに……。

*全八巻


杉浦 明平 (すぎうらみんぺい)
「小説渡辺崋山(五)焦燥」
 (しょうせつわたなべかざん)
朝日文庫



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*259頁 / 発行 昭和57年
*カバー装丁・水谷勇夫

*カバー文
 三河・田原藩家老渡辺崋山は、無力感と焦燥感の中で身もだえして苦しんでいた。
 自らが優柔不断であるために、ひそかに思いを寄せてきた弟子与野に裏切られ、また情熱を燃やしてきた藩政改革も遅々として進まない。
 身も心も疲れはてた崋山にとって、救いは、家老の職を辞して自由の身となる日の夢と品川宿の遊女の体のほかになかった。
 ところが、崋山の焦燥感をさらにあおりたてるような大事件の報せが入った。


杉浦 明平 (すぎうらみんぺい)
「小説渡辺崋山(六)挑戦」 (わたなべかざん)
朝日文庫


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*258頁 / 発行 昭和57年
*カバー装丁・水谷勇夫

*カバー文
 日本人漂流民を送り届けるために浦賀沖に現れたアメリカ船モリソン号に対して、幕府は砲弾の雨を降らせた。
 モリソン号に打ちこまれた砲弾は、漂流民たちの帰郷の宿望を打ち砕くと同時に、崋山や長英ら蘭学者たちの憂国の情に火を点けた。
 だが、興奮のあまり震える手で、幕府の外国船打払令に反対する意見をまとめ始めた崋山自身は、この砲弾が、自分たちの将来を破壊する力までも持っていることを知るよしもなかった。


杉浦 明平 (すぎうらみんぺい)
「小説渡辺崋山(七)捕縛」
 (しょうせつわたなべかざん)
朝日文庫



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*267頁 / 発行 昭和57年
*カバー装丁・水谷勇夫

*カバー文
 渡辺崋山の身辺に、妖気が漂い始めた。外出のたびに後を尾けてくる怪しい人影、家の中を探ろうとする謎の男。
 しかし、崋山は、江川太郎左衛門を通じて幕府に提出する外国事情紹介書の執筆に、全精力を傾けていた。“神風”で軍艦に対抗できるわけはない、西洋諸国は恐るべき力を持っているのだ、と筆を進める崋山は、自分自身を包み込もうとする妖気の恐ろしさに気づかない。
 こうして、妖気が正体を現わす日がやってきた。

*全八巻


杉本 苑子 (すぎもとそのこ)
「杉本苑子の枕草子 わたしの古典シリーズ」
(すぎもとそのこのまくらのそうし)
集英社文庫


*カバー作品・栗田敬子
 AD・菊地信義
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*280頁 / 発行 1996年

*カバー文
中宮定子に仕えた清少納言が、後宮の好尚や有り様を記録した『枕草子』は、一人の作家による随想と小説を、一冊にまとめた作品集といっていい。「春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎわ……」この冒頭は、あまりにも有名である。にくきもの、心ときめきするもの、見ぐるしきもの等々、清少納言が、その美意識をすみずみにまで生かしきった世界が、いま現代語訳で新たに蘇る。

*巻頭頁
 わたしと『枕草子』 ―― ただ、過ぎに過ぐるもの

*巻末頁
 語注 永井和子
 解説 永井和子
 鑑賞 四方田犬彦
 参考図 穂積和夫


「わたしの古典シリーズ」 全22巻
監修 円地文子 / 清水妙子
編集委員 杉本苑子 / 竹西寛子 / 田中澄江 / 田辺聖子 / 永井路子
★青文字はサイト内リンク

1 田辺聖子の古事記
2 清川妙の萬葉集
3 大庭みな子の竹取物語 / 伊勢物語
4 尾崎左永子の古今和歌集 / 新古今和歌集
5 生方たつゑの蜻蛉日記 / 和泉式部日記
6〜8 円地文子の源氏物語一〜三
9 杉本苑子の枕草子
10 阿部光子の更級日記 / 堤中納言物語
11 もろさわようこの今昔物語集
12 大原富枝の平家物語
13 永井路子の方丈記 / 徒然草
14 山本藤枝の太平記
15 馬場あき子の謡曲集 三枝和子の…狂言集
16 富岡多恵子の好色五人女
17 田中澄江の心中天の網島
18 竹西寛子の松尾芭蕉集 / 与謝野蕪村集
19 大庭みな子の雨月物語
20 池田みち子の東海道中膝栗毛
21 安西篤子の南総里見八犬伝
22 岩橋邦枝の誹風柳多留


杉森 久英 (すぎもりひさひで)
「錆びたサーベル 日露戦争秘史、明石元二郎伝」
 (さびたさーべる)
集英社文庫



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*507頁
*発行 1980年
*カバー装画・谷井健三

*カバー文
日露戦争勃発! 新世日本が民族の興亡を賭けたこの大戦の舞台裏を、影のようにかけ抜けた謎の人物、明石元二郎大佐。祖国の命運を担って、ヨーロッパ各地で謀略活動に奔走、スパイ明石の名を後世にとどめた明治の軍人の心意気を、旅順攻防戦、奉天会戦、そして日本海海戦等をバックに雄渾に活写する長篇歴史小説。

*解説頁・太田正一



杉森 久英 (すぎもりひさひで)
「天皇の料理番」 
(てんのうのりょうりばん)
集英社文庫



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*576頁
*発行 1982年
*カバー装画・長尾みのる

*カバー文
日露戦争のさなか、福井県から信玄袋ひとつを持って、東京へ出てきた少年がいた。好きで好きでたまらない料理づくりに生涯をこめて突進し、努力と経験によって得た知識で、ついには“天皇のコック長”として、日本料理界の最高権威となった人物の、波瀾万丈の一生を克明にたどる傑作長篇。

*解説頁・小松伸六


杉山其日庵著 / 内山美樹子・桜井 弘編 (すぎやまそのひあん / うちやまみきこ・さくらいひろし)
「浄瑠璃素人講釈 (上下)」 (じょうるりしろうとこうしゃく)
岩波文庫




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*上342頁・下342頁
*発行 2004年

*カバー写真
 上 杉山其日庵(杉山茂丸)
 下 左より竹本摂津大掾、三世竹本大隅太夫、名庭絃阿弥

*カバー文

杉山其日庵(1864‐1935)は在野の国家主義者で、人形浄瑠璃愛好家としても有名。本書は竹本摂津大掾・三世竹本大隅太夫・名庭絃阿弥から聞いた話を元に、義太夫芸の「風」(様式)の追究を通じて浄瑠璃に古典芸術としての地位を確立させようとした書。上巻には「傾城冥途飛脚」から「近江源氏先陣館」まで解説50本を収める。


下巻には「妹背山婦女庭訓」「伽羅先代萩」等に関する解説と、本書刊行後に杉山が雑誌『黒白』に連載した「絵本太功記」「ひらかな盛衰記」等の芸話を収録する。名人たちの逸話、語り口の描写は誠に巧みで文章は痛快である。本書は武智鉄二らが進めた浄瑠璃の「風の研究」の原点であり、後代の太夫や三味線方、研究家に大きな影響を与えた。

*下巻巻末頁
 解説(桜井 弘)
 解題(内山美樹子)


杉山 卓 (すぎやまたく)
「テレビアニメ全集〈全3巻〉」 (てれびあにめぜんしゅう)
秋元文庫

  
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*第1巻218頁・第2巻218頁・第3巻302頁
*発行 第1巻昭和53年・第2巻昭和53年・第3巻昭和54年

*巻末広告
第1巻 鉄腕アトムからアタックNo.1まで
(主な作品)鉄腕アトム/鉄人28号/エイトマン/狼少年ケン/宇宙エース/宇宙少年ソラン/おばけのQ太郎/ジャングル大帝/海賊王子/遊星仮面/魔法使いサリー/悟空の大冒険/リボンの騎士/冒険ガボテン島/巨人の星/サイボーグ009/あかねちゃん/怪物くん/サスケ/ひみつのアッコちゃん/タイガーマスク/ムーミン/アタックNo.1
第2巻 あしたのジョーから宇宙戦艦ヤマトまで
(主な作品)あしたのジョー/みなしごハッチ/男どアホウ甲子園/いなかっぺ大将/アンデルセン物語/天才バカボン/ふしぎなメルモ/さるとびエッちゃん/ルパン三世/海のトリトン/赤胴鈴之助/デビルマン/ど根性ガエル/マジンガーZ/バビル二世/ミクロイドS/侍ジャイアンツ/エースをねらえ!/ゼロテスター/キューティ・ハニー/アルプスの少女ハイジ/ゲッターロボ/宇宙戦艦ヤマト
第3巻 勇者ライディーンからキャプテンハーロックまで
(主な作品)勇者ライディーン/フランダースの犬/まんが日本昔ばなし/ゲッターロボG/UFOロボグレンダイザー/鋼鉄ジーク/元祖天才バカボン/草原の少女ローラ/一休さん/母をたずねて三千里/大空魔竜ガイキング/超電磁ロボコンバトラーV/キャンディ・キャンディ/ドカベン/あらいぐまラスカル/ジェッターマルス/惑星ロボダンガードA/家なき子/若草のシャルロット/未来少年コナン/キャプテンハーロック


鈴木 輝一郎 (すずききいちろう)
「本願寺顕如 信長が宿敵」
(ほんがんじけんにょ)
人物文庫(学陽書房)


*カバー・西のぼる
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*430頁 / 発行 2011年

*カバー文
── 「南無阿弥陀仏」「誰も救えない者をこそ救う」浄土真宗本願寺十一世・本願寺顕如が戦国の改革者・織田信長との情報力・知力・武力・政治力・経済力の全てを投入した十年をこえる総力戦の果てにみたものとは……。「改革するもの」と「改革されるもの」、「あたらしきもの」と「ふるきもの」、「父」と「子」。それぞれの戦いを壮大なスケールで描いた傑作長編小説。

*目次
序 四魔(しま)の舞い
壱 信長という男
弐 傀儡公方(くぐつくぼう)足利義昭
参 外患の信長、内憂の家庭
肆 伊勢長島
伍 本願寺孤立
陸 決戦は信長
漆 天災信長と父と子と
結 往生安楽国(おうじょうあんらくこく)


鈴木 隆 (すずきたかし)
「けんかえれじい」(上下)
岩波現代文庫


*カバー題字=島津義晴
 デザイン=関根朋子
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*上442頁・下465頁 / 発行 2005年

*上巻カバー文
南部麒六は洗礼名アウグスチノ、カトリック信者である。喧嘩となれば先手必勝、緒戦からひたおしに押し捲る。スッポン先生直伝の喧嘩必勝法を身につけ、岡山二中から、会津喜多方中学へ転戦。嗚呼憧れの道子さん、世に戦雲の沸き起こる。麒六は波乱の早稲田大学へ……昭和戦前を駆け抜ける熱血痛快青春エンターテインメント

*目次

第一部 青春編
T アウグスチノ・麒六の修行時代
U 近代喧嘩の実践及び白虎隊精神の探究
V 都の西北における麒六の交遊録
W 戦雲大いに動きて青春暗し
 父のこと … 鈴木涼太


第二部 軍隊編
X 初年兵麒六の観察せる軍人精神
Y 人はいかにして皇軍将校たりうるか
Z 前途多難なり珍妙部隊の長征
[ 喧嘩修行と果てしなき敵中縦断行


鈴木 紀夫 (すずきのりお)
「大放浪 ― 小野田少尉発見の旅」
(だいほうろう ― おのだしょういはっけんのたび)
朝日文庫


*カバー・和田誠
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*277頁 / 発行 1995年

*カバー文
「フィリピン・ルバング島で、小野田さんを発見」一躍有名になった青年が1974年に著した放浪記。アジア・ヨーロッパ・アフリカ……、そして小野田さんを訪ねてフィリピンへ。破天荒な冒険家が綴る記録は痛快。「次は雪男だ」と旅立ったまま姿を消した彼は、今どこにいるのだろうか?

*目次
T
日本脱出
ユーラシア横断
イスラエルの青春
国境突破に失敗す
インドの日本寺に入山
ジブラルタルを渡る
激動のアラブに入る
U
発見への旅立ち
小野田少尉との一夜
救出、そして帰還
 何かがそこにある ―― あとがきにかえて
 *
 この本を読んで下さった皆様へ(鈴木京子)


鈴木 真砂女・岸本 マチ子編 (すずきまさじょ・きしもとまちこ)
「鈴木真砂女句集」
(すずきまさじょくしゅう)
芸林21世紀文庫


*表紙装画・新井深
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*128頁
*発行 2002年

*目次
生簀籠
 新年 / 春 / 夏 / 秋 / 冬
卯浪
夏帯
 酒売る灯 / まゆ玉 / 切子の風 / ふるさと / 波の牙 / 夏帯 / 雪無韻 / 泉滾々(こんこん)
夕螢
居待月
都鳥
柴木蓮

炎の人真砂女さん 岸本マチ子


鈴木 三重吉 (すずきみえきち)
「千鳥 他四篇」 (ちどり)
岩波文庫


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*170頁 / 発行 1935年 / 旧仮名旧字体

*紹介文
静養先の瀬戸内海の小島の心象風景を、二日間の出来事の内に切り取った処女作「千鳥」をはじめ、作者の若い日の夢幻的境地を示す初期作品五篇。

*収録作品
千鳥
山彦
おみつさん
烏物語
黒髪


鈴木 三重吉 (すずきみえきち)
「童話集 湖水の鐘・金のへび 他十三篇」 (こすいのかね、きんのへび)
岩波文庫


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*241頁
*発行 1952年

*帯文
ハンガリー・イタリア・インド・アラビア等世界各国の文学や日本の古典を巧みに翻案した三重吉の傑作童話集。《解説=坪田譲治》


鈴木 六林男 (すずきむりお)
「鈴木六林男句集」 (すずきむりおくしゅう)
芸林21世紀文庫


*表紙装画・新井深
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*128頁 / 発行 2002年

*目次
荒天
谷間の旗
第三突堤
桜島
國境
王國
後座
悪霊
カ賊※
雨の時代
一九九九年九月
鈴木六林男掌論 斎藤 慎爾

※「カ」=にんべんに家

鈴木 佳行 (すずきよしゆき)
「めんこ 昭和30年代ノスタルジックワールド」
京都書院アーツコレクション



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*255頁・文庫本 / 発行 平成9年

*紹介文
昭和30年代、著者の小学生時代になじんだめんこを集めた本。野球選手、力士、月光仮面やスーパーマン、赤銅鈴之助などの空想上のヒーロー。角型、丸型といろいろな図柄と共に、古臭いカラーが時代を伝える。

*目次
昭和三十年代のめんこ
角めん1 プロ野球めんこ
角めん2 大型相撲めんこ
角めん3 小型相撲めんこ
角めん4 月光仮面めんこ
角めん5 赤胴鈴之助めんこ
角めん6 スーパーマンめんこ
角めん7 変幻三日月丸めんこ
角めん8 イラスト版テレビめんこ・漫画めんこ
角めん9 写真版テレビめんこ・漫画めんこ
角めん10 日本人俳優めんこ
角めん11 さむらいめんこ
角めん12 外国映画関連めんこ
角めん13 外国人俳優めんこ
角めん14 SF・冒険・戦争めんこ
角めん15 その他のめんこ
角めん16 金めんこ・銀めんこ
角めん17 ちびめんこ
丸めん1 さむらいめんこ
丸めん2 SF・冒険・戦争めんこ
丸めん3 その他のめんこ


3 amigos family studio (スリーアミーゴスファミリースタジオ)
「ブルーライトヨコハマ」
徳間文庫



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*213頁 / 発行 1989年
*カバーフォト=五十嵐英壽(モノクロ)+岩崎裕司 カバーデザイン=高橋芳昭

*カバー文
 昭和三十年代から四十年代にかけての港ヨコハマは、ブルーライト一色であった。外人バーにGIに、ハマのナイトクラブにGSに。ザキのネオンもとてもブルースで、なんだか少しアヤシ気で……。でも、それがほんとの横浜。正統派デートコースもいいけれど、横浜の本当の魅力はここにある。並のガイドとワケ違う。アミーゴスが贈る、これぞホンモノ横浜ガイドブックだ。便利で楽しいブルーページつき。

*目次
A TABLE OF CONTENTS ― BLUE LIGHT YOKOHAMA

Ring up the curtain
AREA-A 港湾区域
      B 海岸通り
      C 関内周辺
Blue Light On Velvet
HOTELS
3 amigos cased 「天国と地獄」
      D 中華街
      E 元町
      F 山手・根岸台・野毛山
HALLS
MUSEUMS
      G 野毛・伊勢佐木
THEATERS
ENTERTAINMENTS
      H 本牧
BLUE PAGE